2004.03.01 mon. 大蟻食とルディ(くたくた犬)はフランスへ。成田では雪のせいで離陸が三時間も遅れたという。 2004.03.02 tue. 大蟻食とルディがパリに到着。 2004.03.03 wed. そう言えばまだなかった、ということに気がついて、 「映画のこと」に 『アラビアのロレンス』、 『ドクトル・ジバゴ』、 『戦場にかける橋』 を追加した。 2004.03.05 fri. 徳間文芸賞のパーティへ。 「本棚の一角」に 北野勇作『どうぶつ図鑑』と 佐藤亜紀『天使』『雲雀』を追加。 2004.03.06 sat. ビデオで 『ドラゴンヘッド』 を見る。それなりに頑張っているのではないだろうか。見終わってからなんとなく 「映画のこと」 を眺めているうちに、いわゆる戦争映画が意外と少ない、ということにふと気がついて、 『パットン大戦車軍団』、 『バルジ大作戦』、 『アンツィオ大作戦』、 『レマゲン鉄橋』、 『特攻大作戦』、 『大反撃』、 『鷲は舞い降りた』、 『荒鷲の要塞』 を追加、同時に 『ナバロンの要塞』、 『ナバロンの嵐』、 『戦略大作戦』 に関する記載を更新した。 2004.03.07 sun. 『マスター・アンド・コマンダー』 を見たあとで劇中の場面をいろいろと反芻しているうちに、久しぶりに『ホーンブロワー』が読みたくなった。そこで『海軍士官候補生』から読み始めて、今は『砲艦ホットスパー』。これまでにもう何回も読んでいるわけだけど、何度読んでも面白いのである。なんでこんなに面白いんだろ。 夕刻、ゴンゾの家へ。夕食を食べて、ゴンゾをなでて帰宅する。 2004.03.08 mon. 大蟻食とルディ(くたくた犬)がウィーンへ移動。わたしは引き続き『ホーンブロワー』を読んでいる(『トルコ沖の砲煙』)。 2004.03.09 tue. 大蟻食とルディはホテルを出てアパートへ(バイオリンを弾くためである)。わたしは『トルコ沖の砲煙』を読み終えて、『パナマの死闘』に取りかかる。気にならないことは何一つなくて、他人の目が気になってどうしようもなくて、なまじ想像力があるせいでなんでも怖い考えになるフリゲート艦の艦長、という人物造形はやっぱりすごい。 2004.03.10 wed. 『パナマの死闘』を読み終えて『燃える戦列艦』に取りかかる。 2004.03.11 thu. 『燃える戦列艦』を読み終えて『勇者の帰還』も読み終える。 2004.03.12 fri. 『決戦!バルト海』に取りかかる。この巻では後半がリガの攻囲戦になっていて、そこにさりげなくクラウゼヴィッツが登場する。髪が伸びてきたので美容院へ。美容師さんと今年の冬の乾燥について意見を交わす。夜、ワインを抜いて、スパゲッティ・アマトリチャーナを食べながらビデオでリドリー・スコットの 『マッチスティック・メン』 を見る。ニコラス・ケイジがいかにもニコラス・ケイジな演技をしていた。 2004.03.13 sat. 夕食はマカロニとワインの残り。飲み食いをしながら『決戦!バルト海』の続きを読み、食後に「熟成いよかん弥生紅」というのを食べてみる。ええと、熟成の意味がよくわからない。縮んでいるということなのか。食べながらビデオでポール・トーマス・アンダーソンの 『パンチドランク・ラブ』 を見る。アダム・サドラーがいかにもアダム・サドラーな演技をしていた。 2004.03.14 sun. 昼過ぎ、ふと思い立って原宿へ。明治通りの両側に並んだ店を見物する。日曜日の午後だからすごい人出でくたびれる。しかも子供連れが多いのである。帰ってきたらすでに陽が暮れていたし、お腹が空いていたのでトーストを焼いて、ほうれん草とベーコンと卵を炒めて食べる。朝食のような献立だけど、ここのところ朝食はオートミールと決まっているので朝に食べるわけにはいかないのである。食べながら『決戦!バルト海』の続き。夕食後、なんとなくテレビをつけたら見たような映画をやっていて、 それでまさかと思って 「映画のこと」 をチェックしたら、やっぱり入っていなかったので( ヘリコプターが墜落する話 でちょっと触れていただけだった)、エドワード・ズイックの 『戦火の勇気』 を追加した。 2004.03.16 tue. 大蟻食とルディ(くたくた犬)はウィーンをヴェネチアへ移動。わたしは『決戦!バルト海』を読み終えて『セーヌ湾の反乱』に取りかかる。いよいよナポレオン戦争終結である。次から次へと読みながら、もし映像化する場合、ホーンブロワーは誰が演じるのか、といったことを考えている。前に『海軍士官候補生』がテレビのミニシリーズになったときは、色が浅黒くてむやみと元気そうな感じの若者がやっていたが、あれはホーンブロワーではあるまいと思うのである。悲惨なくらい自意識過剰な人物に見えなければならないのである。その昔、エマ・トンプソンを見たときにレディ・バーバラはこれではなかろうか、という気がしたが、そのときもホーンブロワーに適当な俳優というのは思いつかなかった。ティム・ロスかな? いくらか感情を見せてしまうつもりならガブリエル・バーンとか。 2004.03.17 wed. 大蟻食とルディ(くたくた犬)はヴェネチアで1泊したあとローマへ移動。 2004.03.18 thu. 『セーヌ湾の反乱』を読み終えて『海軍提督ホーンブロワー』に取りかかる。 2004.03.20 sat. 雨。寒い。夕刻、小谷真理さんの『エイリアン・ベッドフェローズ』出版記念パーティへ。盛況であった。寝る前に『海軍提督ホーンブロワー』を読み終える。 2004.03.21 sun. おおむね曇り。気温は平年並に戻る。日中、前から気になっていた 『トレーニング デイ』 をようやく見て、夕刻、ゴンゾの家へ。食事をして、ゴンゾを撫でて帰宅する。 2004.03.23 tue. 「映画のこと」 の索引を眺めているうちに入ってないということに気がついて 『ポセイドン・アドベンチャー』と 『タワーリング・インフェルノ』 を追加した。 2004.03.24 wed. 朝、なんだか久々に晴れ間を見たような気がする。でもそのあとは雨。大蟻食とルディ(くたくた犬)はミラノへ移動。 2004.03.26 fri. 朝のうち雨。そのあと晴れ。大蟻食とルディ(くたくた犬)が帰国する。 2004.03.27 sat. 大蟻食が植木鉢を買うというので午後から二子玉川の第一園芸へ。植木鉢と土を買って、その下にあるペットショップ「JOKER」に立ち寄って展示室でソマリがロシアンブルーに喧嘩を売っているところを見物して、明治屋でアスパラと生ハムとワインを買って帰宅する。夜、ワインを開けて、アスパラと生ハムとわたしのいいかげん料理を食べながら、押井守、ゴダール、黒澤明、セルジオ・レオーネ、 シャマラン、 サム・メンデス、 アンドレイ・コンチャロフスキー、 ニキータ・ミハルコフ についてくだくだと議論をしているうちに結局一本空けてしまう。 お知らせです。ユリイカ4月号「押井守特集」に 『イノセンス』 に関するエッセイ「抑圧機関としての身体」が掲載されています。 2004.03.28 sun. 晴れ。暖かいけど、風は冷たい。大蟻食のアーモンドの木が花をつけた。午後、その花を眺めながら大蟻食と一緒に葉巻を吸う(モンテクリスト2003年特別版)。素晴らしい充実感である。 2004.03.30 tue. 曇り。大蟻食が大仕事をするというので一緒に大学の研究室へ。本棚の中身を廊下の側から窓際に移す。出てきたら雨が降っていた。 2004.03.31 wed. 晴れ。暖かい。夕方、大蟻食がベランダの鉢植えの植え替えを始める。わたしの防風林(発芽してから一年ほどのクロマツが17本)も一緒に植え替えをしてもらう。 |