2003.11.01 sat. 夕刻、大蟻食と一緒に妻家房へ。ブデチゲというものを初めて食べる。なかなかにおいしいと思う。 2003.11.02 sun. 「トゥームレイダー」の方は舞台がパリからプラハに移り、ララ・クロフトは怪しい組織の秘密基地で戦闘員や怪物と戦っている。相方で出現したトレントなる男もこのあたりで操作することになるのだけど、これが重いし回復アイテムは持っていないし武器も少ないということで腹が立つ。 夕食。10/26の朝日新聞「モンスーンの食卓」で紹介されていたスンドゥブチゲというのを大蟻食が作ってくれた。前日のブデチゲは野菜にハム、ソーセージ、ラーメンが入っているという変わり種であったが、こちらは豆腐に豚肉、アサリが入ったお鍋である。これもおいしい。 2003.11.03 mon. 日中は雨。生暖かい。「トゥームレイダー」を続けている。ララ・クロフトが取り残されてしまったので、カーティス・トレントなる男のキャラクターを操ってボス戦(ボアズ変異体)に挑んだものの、重たい、鈍い、弱い、といいところがまるでない。このドアホ、気取ってるんじゃない、さっさと動け、と罵りながら一時間半かけてスズムシの化け物をやっつけた(これから挑戦する人へ。撃ちまくっても駄目だからね)。 夕刻、大蟻食と一緒に渋谷方面へ。まず文学フリマを見物する。続いてNHK放送センターへ。ラジオ第一放送の「いきいきホットライン」という生番組に大蟻食が出演する。楽器の話である。 2003.11.04 tue. おおむね晴れ。「トゥームレイダー 美しき逃亡者」をクリアする。もちろんすべてを自力でやったわけではなくて、 "Stella's Site - Tomb Raider Walkthroughs, Hints and Strategy" というサイトの攻略情報を参考にさせていただいた。 2003.11.06 thu. 夜、大蟻食が水泳に行ってしまったので、わたしは一人で 『リベリオン』 を見る。驚いたことにビデオで映画を見るのは9/16以来である。 2003.11.07 fri. 11月だというのに20度を越える日が続いている。ビデオで 『ネメシス S.T.X』 を見る。 2003.11.08 sat. 夕刻、ゴンゾの家へ。ゴンゾに挨拶をしているうちに大蟻食もやってきたので一緒に巽・小谷家へ。夕食をご馳走になり、おしゃべりをして夜半過ぎに帰宅する。 2003.11.09 sun. 大蟻食は「トゥームレイダー 美しき逃亡者」を進めている。ドアをくぐって水路を進めば待ち構えているのはボアズ変異体だ。 2003.11.10 mon. 雨。ようやく11月らしい天気になる。ぼーっとしているうちにふと気がついたけど、 『リベリオン』 というのは星新一さんの「白い服の男」と同じ話だ。 2003.11.11 tue. 大蟻食も「トゥームレイダー 美しき逃亡者」をクリアする。 2003.11.12 wed. 久々の晴れ。大蟻食はバイオリンのレッスンへ。わたしも渋谷まで一緒に行って 『マトリックス レボリューションズ』 を見物する。渋谷ジョイシネマの一回目で5割ほどの入り。メディアミックスのパッケージとしてはよく出来ているのではあるまいか。予告編は『ラスト・サムライ』と『トロイ』であった。で、この『トロイ』というのが 『パーフェクト・ストーム』 以来、久々のヴォルフガング・ペーターゼンの新作で、恐ろしいことに題名どおりに偽りなくトロイア戦争の話なのである。予告編からすると海を渡る(見るからにいかがわしいCGの大船団が!)ところからトロイアの陥落(木馬がね)まで一通りやるような感じになっていたけれど、あのタイムスパンがどう処理されているのかは見当もつかない。ちなみに出演の方はアキレウスがブラッド・ピット(小さすぎないか?)、ヘクトルがエリック・バナ( 『ハルク』 だから、ということか?)、アレクサンドロス(パリス)がオルランド・ブルーム(つまり レゴラス様だから?)、 ショーン・ビーンがオデュッセウス、ブライアン・コックスがアガメムノン、メネラオスがブレンダン・グリーソン、そしてプリアモスがピーター・オトゥール老、テティスがジュリー・クリスティーというようなことになっていた。来年5月公開だそうである。今からもう楽しみでしようがないのである。 2003.11.16 sun. 大蟻食のお母さんがやってくる。夜はみんなで妻家房へ。マッコリを飲んでチョンジャをつまみ、コッチャンチョンゴルを食べて暖まる。 2003.11.17 mon. 『保存食品開発物語』(スー・シェパード、赤根洋子訳、文春文庫)を読み終える。いわゆる保存食品を薫製、塩漬け、酢漬け、砂糖漬け、濃縮などに分類して歴史を語るという内容は興味深い。 2003.11.19 wed. ヨーグルトに入れるジャムが切れたので自由が丘ピーコックまで買いにいく。東急ストアではなぜかポンヌママンのイチゴジャムを置くのをやめてしまったからである。これにはたいそう迷惑している。ちなみに大蟻食はチップトリーのトゥニーオレンジをヨーグルトに入れているけれど、これも東急ストアにはないのである(プレッセでは置いているのに)。というわけでピーコックでポンヌママンのイチゴジャムを二つ買って、ついでに干しイチゴも一袋買ってレジへ持っていったらレジのひとにイチゴばかりですねと笑われた。 2003.11.20 thu. 夕刻、一人で 『荒野の1ドル銀貨』 を見始める。見終わった頃、大蟻食が夕食の支度に取りかかる。マカロニ・グラタンとキノコのソテー。食べながら引き続き 『怒りの荒野』 を見物する。 2003.11.21 fri. ほとんど怖いもの見たさから、大蟻食と一緒に巨匠篠田正浩監督の 『スパイ・ゾルゲ』 を鑑賞する。そうしたら毒を食らわば、という気持ちになって、ついでに 『あずみ』 も見てしまう。 2003.11.22 sat. 夕刻、大蟻食と一緒に渋谷へ出る。久々にロゴスキーで食事をして、8時過ぎに渋谷ジョイシネマへ。 『ラスト・サムライ』 の先々行だかのオールナイトの一回目を見る。誰も見たことがないような日本を舞台に戦国武者VS近代日本陸軍の一大決戦を大真面目にやっているというたいへん素晴らしい珍品であった(なにしろ鎧武者の一団が野砲やガトリング砲の砲列に向かって バラクラヴァ みたいな突撃を敢行するからね)。 2003.11.23 sun. 大蟻食がやってみたい、と言うので『ゲッタウェイ』というPS2のゲームを購入する。あの 『ゲッタウェイ』 とは何も関係はないけれど、やっぱり犯罪ゲームなのである。ロンドン在住のマーク・ハモンドはすでに危険な商売から足を洗って妻子とともに暮らしていたが、ある日、妻を殺され、息子を誘拐され、ロンドン暗黒街の顔役チャーリー・ジョルソンの手によって再び暗黒街に引き込まれる。つまり息子の命が惜しいなら言うことを聞け、というのが各ミッションの動機づけになっていて、それでソーホーのクラブへ押し入ったり、チャイニーズ・マフィアに喧嘩を吹っかけたり、ヤーディーズの皆さんと戦ったりすることになる。雰囲気は徹底的にハードボイルドで、その点では同じ犯罪ゲームでも『グランド・セフト・オート』のコミカルな世界とだいぶ異なる。 『ロック・ストック』 のあの世界が相当に暴力的になったという感じであろうか。ムービーに登場する人物は丁寧に作り込まれていて(吹き出物まである)、もちろんロンドンなのでギャングも警官もコックニーで喋る。ゲーム自体は銃撃戦とカーチェイス、それとスニーキングが中心で、造形的には『トゥームレイダー』の犯罪版といった雰囲気があるけれど、こちらのゲームではジャンプはできない。一方、銃撃戦のときには自動照準ですみやかに敵を捉えるし、そういうところで転がったり、隠れたところから飛び出して撃つ、ということが簡単にできるようになっている。もう一つの売りが道路で、ロンドンの市街地が看板なども含めてかなり精密に再現されているようなのである(走っている車も実車ばかりだし、ハイドパークにも入れるし、ローラ・アシュレーではセールをやっている)。だからミッションでA点からB点まで移動ということになると、ロンドンの市内をまじで走らなければならないという仕組みになっていて、実はこれがかなり大変になっている。噂には聞いていたけれど、冗談抜きに走りにくい。道は網の目のようだし、思い出したようにロータリーが出現するし、何かというと一方通行になっているくせに、その道の途中から対向車線が出現したりする。しかも交通量がはんぱではないし、もちろん渋滞しているのである。そういう環境で車を運転しているときにリアビュー、サイドビューがないというのは困りものだが、でも、こだわりはよく見えるので、やるだけの価値はたっぷりとある。 2003.11.24 mon. 『グランド・セフト・オート3』で裏技が使えるようになった。チートコードを入力すると、たとえばリバティ・シティの市民に武装させた上で暴動状態を引き起こし、こちらは乗っている車で「マッハ号」のようなジャンプをする、というようなことができるのである。 2003.11.25 tue. 『ゲッタウェイ』をクリアする。マーク・ハモンド編を終了すると、同じ状況を警察側から描いたフランク・カーター編が始まって、売春宿で撃ち合いをし、倉庫で撃ち合いをし、病院で撃ち合いをし、貨物船で撃ち合いをし、死体がごろごろと転がった。クリアするとスペシャル・フィーチャーということでロンドン市内をロードスターで走れるようになる。アクション・ゲームのコンセプトとしては、このゲームと『グランド・セフト・オート』と『トゥームレイダー』と『メタルギア・ソリッド』が一緒になった感じ、というのが最高ではないかと思うのだけど、どうだろうか(でも、考えてみると人を殺すゲームばかりだ)。 2003.11.26 wed. 夕刻、大蟻食と一緒に「スイーツフォレスト」へ。先週、近所にオープンしたお菓子のテーマパークである。いわゆるお菓子屋さんやお菓子材料のお店まで十数店舗が一つのビルに同居していて、平日の、それもお茶の時間をだいぶ過ぎた時間帯だというのにあちらこちらに行列ができている。大蟻食もわたしも「ラーメン博物館」にも行ったことがなくて、食べ物関係のテーマパークはナンジャタウンの「餃子道場」に続いてようやく2つめという有様で、なんというのか要領がよくわからない。とりあえず「くりーむはうす」という店を訪れて、大蟻食はレアチーズケーキのソフトクリーム、わたしは生チョコケーキのソフトクリームというのを食べてみた。札幌にある創作ソフトクリームのお店だそうである。時間があるときにほかのお店も試してみようと思う。ちなみにこの「スイーツフォレスト」の真下には「クイーンズ伊勢丹」が新たにオープンしていて、大蟻食とわたしにはこちらの商品構成のほうがだいぶ魅力的に見えたのであった。ワインもチーズも、この近辺ではトップクラスの品ぞろえであろう。 2003.11.27 thu. 風邪気味。 2003.11.29 sat. 回復する。 |