進め龍騎兵
- Aloysius' Rating: 5/10
1936年 アメリカ 116分
監督:マイケル・カーチス
出演:エロール・フリン、オリビア・デ・ハビランド、パトリック・ノーウェルズ
19世紀。大英帝国支配下のインド。藩主スラット・カーンは英国政府に冷遇されたことに怒りを覚え、地元の英国軍守備隊を襲撃して家族までを虐殺する。家族を殺されたヴィッカース少佐は復讐に燃え、そうしているうちにクリミア戦争が始まってしまう。そしていかなる経緯があったのか、スラット・カーンはロシア軍に身をよせてセバストポリの要塞にいた(ちなみにトルストイもそこにいたが)。ヴィッカース少佐と竜騎兵団は復讐のために命令を無視して無謀きわまる突撃を敢行、遂にロシア軍の砲列を突破して憎きカーンの身体に槍を叩き込むのであった。
というわけで歴史に名高いバラクラヴァの突撃を映像化した作品である。前半のインドにおける因縁話も、その悪いカーンがロシア側にという設定も不自然なだけであろう。クライマックスの突撃シーンはそれなりに迫力があるけれど、史実どおりにやった方がこの場合はよりドラマチックだったのではあるまいか。実際にはロシア軍砲兵部隊の移動を阻止するために600騎で出撃し、900メートル前進する間に事実上全滅して生存者は4名であったと記憶している(記憶というのはあてにならない。生存者は200名近くいた。それでも全滅に変わりはないが)。
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