2005.12.02 fri.
夜、大蟻食と一緒にお茶を飲みながら 『スクール・オブ・ロック』 を見る。なんだかすごくパワフルであった。引き続き、わたしは一人でお茶を飲みながら 『フォーガットン』 を見る。いやはや。
2005.12.03 sat.
結婚記念日。お昼は大蟻食と一緒にLe Bouillonへ。夜は久しぶりに壁の穴。果物屋さんでイチゴを買って帰宅して、イチゴを食べながら大蟻食と一緒に 『電車男』 を見る。引き続き、 『鉄人28号』 も見て、これはどうしようもない、ということで口直しに『となりのサインフェルド』第一シーズンの一話と二話を見る。
2005.12.04 sun.
ゆっくりと起きて、朝食を食べながら『となりのサインフェルド』を五話まで見る。面白いけれど、非常に90年代的なものだと思う。わたしの好みからするとやや渋すぎる。午後、モンブランへ行ってクリスマスケーキの予約を済ませ、ケーキを買って帰宅して、お茶を入れて、大蟻食と一緒にテレビの前に座って 『マダガスカル』 を見物する。けっこう好き(特にペンギンが)。その後、引き続きお茶を飲みながら1981年のBBC版 『銀河ヒッチハイク・ガイド』 を一話から六話まで一気に見る。内容はともかく、映像的な情報量が(予算の関係で)乏しいために、ちょっと疲れた。
お知らせ:リンクに森見登美彦氏(『太陽の塔』『四畳半神話大系』)のホームページ 「この門をくぐる者はすべての高望みを捨てよ」(仮) を追加しました。
2005.12.09 fri.
セガのPS2用ゲーム『龍が如く』を購入する。
2005.12.10 sat.
午後、大蟻食と一緒に散歩へ。途中、ゴディヴァでダズルチョコレートなるものを購入する。帰宅して、お茶をしながら早速食べてみたところ、口のなかでなにかはじけるのである。なかなかに楽しいと思う。夜、大蟻食と一緒にビデオで 『七つの大罪』 を見る。渋い。
2005.12.11 sun.
『龍が如く』を「第七章」まで進める。東城会系堂島組のヤクザ桐生一馬は親友錦山が犯した親分殺しの罪を着て刑務所で十年過ごし、出所してきたところ、錦山は一馬を裏切って東城会の大幹部に出世しており、その東城会では金庫から百億の金が抜かれ、一馬が案ずる女、由美は行方をくらましていて、葬儀場では謎の銃弾が飛び、事件の鍵を握る謎の少女が登場する。ということで謎が鬱陶しいまでに謎を呼ぶなか、桐生一馬を操作して歌舞伎町に酷似した神室町をうろうろとするというゲームである。歌舞伎町の雑踏をかなりの色数を使ってゲームのなかに再現しようという試みは面白いが、考えていたほどの自由度はなくて、入れる店は限られているし、通行人はたいてい歩いているだけ。で、こちらも歩いていると、ときどきヤクザとかチンピラとか不良とか酔っ払いとかホストとかが、「おい、おっさん」とか言ってからんできて、そこでストリートファイトが発生する仕組みになっている。バトルのコマンドは比較的単純で、大蟻食やわたしでもいまのところは操作できる。ただ殴る蹴るだけではなくて、その辺にある看板や灰皿、パイロン、空き瓶や鉄パイプ、机や椅子、必勝ダルマのような物まで掴んで武器にすることができて、それでチンピラをぼこぼこ殴るのはなかなかに面白い。システムの構成はどちらかというとRPGに近くて、イベントがストーリーにしたがって発生し、その合間に自由になるとマップ上をうろうろして「モンスター」の代わりに「チンピラ」を倒し、「ギル」を手に入れる代わりに「三千円」とか「五千円」とかを手に入れながらレベルアップしていくのである。『シェンムー』と似ているという指摘をネット上で見かけたが、あいにくと『シェンムー』はやったことがないので見当がつかない。自由度の乏しさ、町中での固定視点、戦闘中の視点移動の不確実さなどが気になるものの、悪くないゲームではないかと思う。夜、大蟻食と一緒にビデオで 『チームアメリカ・ワールドポリス』 を見る。特典映像が豊富であった。
2005.12.17 sat.
朝、大蟻食と一緒に六本木へ。ヴァージンシネマで 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 を見る。悪くない。六本木ヒルズのなかですばやく昼食を済ませて、引き続き、 『キング・コング』 を見る。これはもうなんだか大傑作なのであった。自由が丘に戻り、夕食は久しぶりにクルン・サイアムへ。
2005.12.18 sun.
遅く起きる。寒い。それでも午後、散歩に出て寒いなかでクレープを食べる。夕食は適当。ごろごろしながらお茶をたくさん飲み、なぜか 『仁義なき戦い』 を見る。ほとんど二十年ぶりだが、基本的に汚いという印象は変わらない。
お知らせ:小説すばる1月号に短編『プロキオン』が掲載されています。

2005.12.23 fri.
夕刻、大蟻食と一緒にゴンゾの家へ。ゴンゾに挨拶をして、香琳にも挨拶をして、それから巽孝之氏・小谷真理氏のお宅へ。深夜までお邪魔して、飲んだり食べたりする。
2005.12.24 sat.
午前中、モンブランへ。予約しておいたクリスマスケーキとシュトーレンを受け取る。午後、大蟻食と一緒に散歩に出る。帰宅して、夕食を終え、お茶を飲みながらケーキを食べ、シードルを飲みながらケーキを食べ、あれやこれやとしているしゃべっているうちに大きなケーキを食べきってしまう。本日中にお召し上がりくださいと箱に書いてあったからである。
2005.12.25 sun.
夜、大蟻食と一緒にLe Bouillonへ。クリスマス・メニューである。前菜はラングスティーヌのソテー、サワークリームと海老風味のパンケーキ添え。スープはフォアグラのロワイヤル。味が奥深い。魚は鯛のポワレ、トリュフ風味のキノコのソース。肉料理は蝦夷鹿のロースト、リンゴのピューレと赤ワインソース。蝦夷鹿のローストはいろいろと食べてきたけれど、これまでに食べたなかでは最高であった(しかも珍しいことに、レアである)。デザートはチョコレートのババロア、アーモンドのカラメリゼ添え。前菜から、全体に食感のハーモニーを作ることでメニューが統一されていたみたい。堪能した。非常に満足して帰宅する。
2005.12.26 mon.
ビデオで 『ランド・オブ・ザ・デッド』 を見る。噂には聞いていたが、感心しない仕上がりであった。ゲーム『龍が如く』は終盤を前に進んでいない。もしかしたら飽きてきているのかもしれない。
2005.12.27 tue.
朝、大蟻食は新潟へ。帰宅して、ビデオで 『プテラノドン』 を見る。これはひどい。
2005.12.28 wed.
ゲーム『龍が如く』をクリアする。謎の政府組織MIAが登場したあたりからなんとなく予想はしていたが、終盤はとにかくめそめそじめじめとして惨憺たる内容であった。そんなにまでお話を作りたいのなら、もうゲームは作らないほうがよいのではないか。フルポリゴンで歌舞伎町を再現するという大胆な取り組みには無条件で拍手を送りたいが、そこで遊ばせるという点では残念ながら十分なだけの自由度は確保されていない。操作感が全体に悪く、後方視点は場所によって選択できたりできなかったり、と一貫性を欠いている。バトルについて言えば、これはそれなりに面白いし、比較的簡単に技が出せるという点がありがたかったものの、フィールドの隅に寄ると後方視点が機能しない、カメラがどこへ吹っ飛ぶかわからない、さらにエフェクトが入ると次にどこへ移動するかわからない、といったところがあって、これには苛々させられた。ちなみにクリアするとメニューにプレミアボックスという選択肢が現われて、これを選ぶと連続バトルだとか、シナリオ抜きで歌舞伎町といったことができるようになる。
2005.12.29 thu.
午後、大蟻食が新潟から戻る。夕食は大蟻食がぶら下げてきた富山のマス寿司。食べながらビデオで 『ヒトラーの建築家 アルベルト・シュペーア』 の第一話を見る。実に真面目な作りであった。引き続き、写真家 『アウグスト・ザンダー』 についてのドキュメンタリーも見る。
2005.12.30 fri.
大蟻食が、見る、というので、ビデオで 『亡国のイージス』 を見る。いやはや。見終わったあと、ゴンゾの家へ。お餅などをもらって帰宅する。夜、夕食を食べながら 『ヒトラーの建築家 アルベルト・シュペーア』 の続きを見る。
2005.12.31 sat.
午後、大蟻食と一緒に六本木へ。六本木ヒルズのPANTRYで軽く昼食。ヴァージンシネマで 『Mr.&Mrs.スミス』 を見る。けっこう笑えた。帰宅して、白菜と肉団子の煮込みで夕食。食べながら、なぜか 『オリバー!』 を見始める。

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