2006.10.01 sun. 午前中、買い物をしに自由が丘駅方面へ歩いていったら小さな雨雲に追い抜かれた。午後から雨。なんとなくだらだらと過ごし、夜、大蟻食と一緒にビデオで 『パイレーツ・オブ・カリビアン』 を見る。 『デッドマンズ・チェスト』 をもう一度見たくなった。 2006.10.05 thu. 発熱。消化器系がダウン。ひっくり返る。 2006.10.06 fri. まだひっくり返っている。ひっくり返っていると退屈なので、ビデオで『E.T.の住む星』を見る。ナショナル・ジオグラフィックとイギリスのチャンネル4が共同製作したドキュメンタリーで、異星の生物を科学的予測に基づいて視覚化している。第一話では赤色矮星を周回する惑星に住む生物が、第二話は連星をまわる巨大な惑星の衛星に住む生物が紹介されているが、いずれの場合も登場するのは三種ほどで、それぞれそれなりに魅力的ではあるものの、特異な生物相を垣間見ることができるほど異世界が構築されているわけではない。加えて闘争、淘汰という思考が積極的に持ち込まれ、なにかというと食ったり食われたりしているところが好みではない(つまるところ、好みの問題だが)。あくまでも炭素系で、必ずD.N.A.を持ち、やっぱりダーウィンを拝んでいる、というあたりがしつこく繰り返されるのを見ているうちに、こちらはなぜかマルサスの『人口の原理』を読んでいるような気分になり、断固たる思い込みと断固たる不寛容を思い出すのである(つまり、珪素系生物は外出するときにボンネットをつけろと主張するような不寛容を)。夜、ついでに 『アローン・イン・ザ・ダーク』 を見る。映画の出来とはたぶん関係ないと思うけど、大蟻食もダウンする。 2006.10.07 sat. 復調してきた模様。夜、大蟻食と一緒になぜか 『ドクトル・ジバゴ』 を見始めて、結局最後まで見てしまう。後半、話がウラルへ移ったあとでも主人公たちがいっこうに困窮した様子がないのを見た大蟻食がそれをひどく不思議がっていたが、ここはやはり物語に言及されない数十人の従僕というのを想定すべきなのだろうか。 2006.10.08 sun. いちおう復活。少々消耗している模様なので、お昼は妻家房でユッケを食べる。自由が丘駅周辺は女神祭ですごい人出。目が回るので帰宅して、ビデオで 『上海陸戦隊』 を見る。1939年製作。ドキュメンタリー調なので、とりあえずはお仕事映画として見ることができる。夜、大蟻食がニンニクスープを作ったので、それを食べながら一緒に 『アイス・エイジ2』 を見る。人間の関与がないので、こちらのほうが好きかもしれない。 2006.10.09 mon. 北朝鮮で核実験。午前中、ビデオで 『太平洋の嵐』 を見て、午後、昼食をしながら買い物に出る。あいかわらず女神祭なのですごい人出。買い物を済ませて帰宅して、わたしはひとりで 『スタッグ』 とかいう洞窟探検映画を見る。安い。夜、食事をしながら大蟻食と一緒に 『プロデューサーズ』 を見る。悪くない。 2006.10.13 fri. 夜、大蟻食と一緒に 『ザ・ソプラノズ』 第4シーズンの50,51,52話を見る。 2006.10.14 sat. 午前中、久しぶりに 『日本のいちばん長い日』 を見る。新しくリリースされたDVDだが、これまでに見たなかではマスターの状態がいちばんよい。最後にどこかの名画座で見たときには画面がかなり暗くなっていたと記憶している。お昼は大蟻食と一緒にCapra Ciccioへ。ペンネの塩がちょっと強すぎ。場所を変えてお茶をして、買い物をして、モンブランでケーキを買って帰宅。ひとりで 『ブギーマン』 を見る。はずれ。夜、大蟻食と一緒にケーキを食べて、 『ホテル・ルワンダ』 を見る。立派な映画であった。 2006.10.15 sun. 明け方の気温が15度を切った模様で、そうなると下等な動物である大蟻食とわたしは朝起きることができなくなって、気温が高くなる昼ごろまで布団にくるまってごろごろしていることになる。FPSゲーム『BLACK』は8つのシナリオのうち7つまでをHARDモードでクリアしたけれど、最終ステージは断念。やっぱり、と言うか、とにかく敵が固すぎる。で、これならやわらかいだろう、ということで少し前のゲームだけど、『GHOST RECON』にも手を出してみる。2008年にロシアで旧体制派によるクーデターが勃発してソ連が復活しそうになる、というトム・クランシーのいかにもなプロットをもとに、グルジアに派兵されたグリーンベレーになって親ロシア派のグルジア勢力やロシア軍と戦う、という内容で、いわゆる回復系アイテムは一切なし、負傷したらもうそれまで、戦死したらブラックアウト、ぎりぎりの状況でリアルな緊張感を、というコンセプトになっている。プレーヤーは二つのチームからなる最大6名の兵士を操作し、『BLACK』のように正面突破をするのではなく、ひたすら索敵と制圧を繰り返す。EASYモードだと敵兵のおおむねの配置がレーダーでわかるものの、たいていは掩蔽物に隠れているので発砲を受けてもどこから撃たれているのかわからない、必死になって地面に這いつくばっていると仲間の兵士が排除してくれる、といった状況によく遭遇する。実際、いきなり銃撃を受けて目の前の地面が飛び散ったりすると、肝を冷やすことになる。爽快にドンパチをやらかす、というよりも、全員無傷で任務を果たして生還するといったあたりが主眼になり、プレーヤーは忍耐を要求されるが、敵兵が固すぎるといった理不尽な忍耐でないところが救いであろう(たいていは狙撃兵の一発で沈黙する)。ただ、こうなってくるとアクションゲームというよりも戦術シミュレーションとしての色彩が濃くなってきて、そうなると堪え性のない自分がどこまでつきあえるかが問題になる。メニューを含む全般的な操作系の悪さ、グラフィックの粗さが少し気になる。あと、『BLACK』でもそうだったけど、ふつうならば越えられそうな段差が越えられない、というのがどうにも不思議でしようがない。 お知らせ:小説すばる11月号に短編『かぶ』が掲載されています。 2006.10.16 mon. テレビで『のだめカンタービレ』第一回を見る。のだめがけっこうそれらしいし、ダイアログはほぼ原作のままにして、内容をきっちり詰め込んでいるところは悪くない。 2006.10.17 tue. 夕方、ちょっとゴンゾの家へ。用を済ませてからメゾンカイザーでパンを買って帰宅。大蟻食のお母さんがやって来たので、夜はみんなでLe Bouillonへ。 2006.10.19 thu. 大蟻食のお母さんは新潟へ。夜、大蟻食と一緒にビデオで 『県庁の星』 を見る。悪くない。 2006.10.21 sat. 午後、買い物に出てBOOKOFF自由が丘駅前店を通りかかる。ちょっとなかを覗いてみたら、けっこう広い。開店初日ということなのか混雑していて、特にレジ前は芋を洗うような状態になっていた。夜、大蟻食と一緒に 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 の前半を見る。 2006.10.22 sun. 午後、大蟻食と一緒に散歩に出て、奥沢駅前の「迎茶」という中国茶のお店でお茶を飲む。ここは初めて。落ち着いた雰囲気がいいし、お茶もおいしい。夜、大蟻食と一緒に 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 の後半を見る。 2006.10.25 wed. 早起きをして大蟻食と一緒に横浜の瑞穂埠頭へ。海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」に乗る。午前九時過ぎに出港、浦賀水道を抜けて大島を左に眺め、正午前に相模湾沖へ。平成18年度自衛隊観艦式(予行)を見学する。これだけの水上艦、潜水艦、航空機を集めてデモンストレーションをする、というのは非常に珍しい催しで、それも洋上を移動、反転しながら、というのはおそらく日本だけであろうし、本物の艦隊が本当に艦隊行動しているところを自分の目で見ることが出来る、というだけでも、とてつもなく豪華なことだと思う(詳細: 海上自衛隊ホームページ)。 ![]() 2006.10.26 thu. 自由が丘駅の大井町線線路脇でミニモール「trainchi」が営業開始。もともとは大井町線の車庫があった場所なので「トレインち」ということになったらしい。軽井沢のパン屋さん「浅野屋」とか雑貨屋とかが入っている。昼過ぎに大蟻食と一緒に通りかかったら浅野屋の前はすごい行列。並ぶのはいやだったので素通りしてモールのなかを見て回り、二階のおもちゃ屋さんで悪魔の小さな置物を買う。夕方、もう一度trainchiを覗いたら(結局、物見高いのである)浅野屋の前にはまだ行列が出来ていた。夜、大蟻食と一緒にビデオで 『ザ・ソプラノズ』 53,54,55話を見る。第5シーズンである。 2006.10.27 fri. 大蟻食と一緒にクルン・サイアムでお昼を食べる。珍しく空いていた。食事のあと、trainchi内の浅野屋でデニッシュなど数種を買い、帰宅してお茶。パンがちょっと粉っぽい。夜、大蟻食と一緒にビデオでイギリス製のテレビ番組 『フォーリング・マン 9.11』 を見る。あの映像を見ると、まだけっこう動揺するということに気がついた。 2006.10.28 sat. 朝、大蟻食と一緒に六本木へ。バージンシネマで 『父親たちの星条旗』 を見る。とにかく立派な映画である。食事をして自由が丘へ戻り、モンブランでお茶をして、自由が丘デパートの地下の手芸材料の店でぬいぐるみ用のリボン(首に巻く)を買って帰宅する。夜、大蟻食と一緒にビデオで『SUPERNATURAL』の第二話と第三話を続けてみる。第二話はウェンディゴ、第三話はふつうに悪霊。ローカル新聞ネタのうらみつらみで悪霊を量産してけば、そりゃ、いくらでも話が作れるよなあ、という感じで、いまひとつ。人体自然発火とかやらないのかね。 2006.10.29 sun. なんか暑い。午後、大蟻食と一緒に広尾へ。ピアノ、バイオリン、フルート、ファゴット、テノールのこじんまりとしたコンサートを聴いて帰宅。少し疲れた。 |