2005.07.01 fri. 曇り。ゴンゾの家へ。ゴンゾはちょっと便秘気味。 2005.07.02 sat. 曇り。ゴンゾの家へ。夜、大蟻食と一緒にビデオで 『名探偵登場』 を見る。引き続き、 『名探偵再登場』 を見る。どちらも劇場で見て以来だから、四半世紀ぶり。 2005.07.03 sun. テレビで 『スターウォーズ』 (特別編)をやっていたのでなんとなく見始めて、結局最後まで見てしまう。『エピソード3』はいつ見にいくんだろう。 2005.07.07 thu. ロンドンで同時多発テロ。 2005.07.08 fri. 曇り。夕食はミガスとガスパッチョ。食べながらビデオで 『バルト大攻防戦』 を見る。1918-20年のエストニア独立戦争を題材にした珍品である。見終わったあと、大蟻食は仕事場へ。わたしは引き続き、 『フランケンフィッシュ』 を見る。巨大化した雷魚が人間を襲う話である。それなりによく出来ていて、ちょっと嬉しい。 2005.07.09 sat. 曇り。夕方から雨。午後、大蟻食と一緒に渋谷へ。予定では『ヒトラー 最期の12日間』を見る筈だったものの、シネマライズまでいったら立ち見だと言われ、敗退して自由が丘に戻り、モンブランでフルーツマウンテン(果物の上に三色のアイスクリームがのっている)を食べて帰宅する。夕食はガスパッチョとアボガド。食べながらビデオで 『バトル・オン・フロントライン』 を見る。第一次世界大戦の西部戦線に投入された海兵隊の兵士たちの話である。すごい低予算だけど、とにかく真面目に作ってあった。見終わったあと、大蟻食は仕事場へ。わたしは引き続き、 『最狂絶叫計画』 を見る。まあ、いいけどね。 2005.07.10 sun. 蒸す。午後、大蟻食と一緒に葉巻。夜、ビールを飲んで枝豆をつまみながらビデオで 『スーパーサイズ・ミー』 を見る。なかなかに怖い。同様のルポルタージュにはエリック・シュローサー『ファーストフードが世界を食いつくす』(草思社)がある。この本に関するコメントは 2002/06/25。 2005.07.13 wed. 曇り。気温は低めだけど湿度が高い。朝、大蟻食と一緒に六本木へ。ヴァージン・シネマで 『スターウォーズ エピソード3』 を見る。見終わったあと、近くにあった飲茶の店でお昼を食べて、大蟻食はボクシング・ジムへ。わたしは映画館へ戻って一人で 『宇宙戦争』 を見る。わたしの好みは後者であった。で、夜、テレビをつけたら 『ジェダイの復讐』 をやっていて、あまり集中しないでちらちらと見ていたら、なんと最後に登場するアナキン・スカイウォーカーの姿がヘイデン・クリステンセンに変わっていた。アレック・ギネスはそのままなのだから、これはちょっと反則であろう。 2005.07.15 fri. 蒸し暑い。夕食は久しぶりに「ぼちぼち」へ。ビールを飲み、すじ塩、とん玉子焼き、豆腐サラダ、ぼちぼち焼きなどを食べる。帰宅してビデオで 『ボーン・スプレマシー』 を見る。一作目の印象に反してなかなかの見ごたえなのであった。 2005.07.16 sat. 引き続き蒸し暑い。『メダル・オブ・オナー』は新兵レベルでおおむね終了。ノルマンディーのあとは一人で黙々とドイツ軍の後方へ入り込んでいって怪しいSSの閣下を追いかけながら妙なミッションをこなすことになる。発見されるとドイツ軍が猛反撃してくるわけだけど、造船所の職工や作業員、白衣の科学者、ウェイターなどもいきなり懐からピストルを取り出して撃ってくるのである。『メタルギア・ソリッド3』みたいに頭を抱えて逃げ惑うのも困るけれど、こちらも相当に妙であった。ちなみにレベルを上げてみると敵兵の命中率が上がるだけで、掩蔽物から盲撃ちをしても当たったりするので、あまり面白くない。というわけで『メダル・オブ・オナー』はとりあえず終わりということにして、『ヒットマン:コントラクト』に手を出してみる。スキンヘッドの殺し屋になって、暗殺指令をこなすゲームである。ルーマニアの肉屋が食肉加工場で怪しいパーティを開いているところへ入り込んだり、カムチャッカのロシア軍基地にもぐり込んだりする。全体に陰気で、血なまぐさい。基本的にはターゲット以外は殺してはいけないルールになっているようだけど、それを強制するシステムはどこにもないし、見つかると護衛のたぐいが一斉に発砲してくるのでこちらも撃ち返すことになり、それがまたけっこう簡単に正体が露見したりするので、そのうちに面倒になって、だったら最初から皆殺し、というようなことをやっている。大量殺人鬼、というのがわたしのゲーム上のランクである。一方、大蟻食はけっこうまじめにやっていて、サイレントアサシンの称号をもらっている。 夜、久しぶりにLe Bouillonへ。大蟻食はイベリゴ豚のサラミとレンズ豆のサラダ、鯛のポワレ、クスクス、わたしは手長エビのソテーと鯛のポワレ、和牛のタルタルステーキ。デザートは大蟻食が桃のコンポート、わたしはアプリコットのジュレ。 2005.07.17 sun. 夜、大蟻食と一緒に六本木へ。 『宇宙戦争』 を見る。わたしは二度目。帰宅してレーザーディスク(というものをまだ持っている)を引っ張り出して1953年版の 『宇宙戦争』 を見る。 2005.07.18 mon. だるい。早くも夏バテかもしれない。ぐったりとしている。夜、「クルン・サイアム」へ。 お知らせ:小説すばる8月号に短編『修道士』と『魚』が掲載されています。 2005.07.22 fri. 本日付けの朝日新聞朝刊の8面。「GTAサンアンドレアス」に性行為の画像が隠されていた、ということが問題になってアメリカで成人指定を受けたという記事が記載されている。そういうこともあろう、と思うが、問題は朝日新聞の記事のなかの「GTA」の紹介の仕方で、「ロスアンゼルスなどを想定した街でを舞台に警官や市民を殺害していく暴力的な内容」であると記されている。これは完全な嘘である。「バイスシティ」までをプレイした経験では、警官や市民を殺害していくようなミッションはひとつも登場しない。 2005.07.23 sat. 午後、大蟻食と一緒に銀座へ。シネスイッチ銀座で 『ライフ・イズ・ミラクル』 を見る。16時10分の回で、7割の入り。本編が始まって15分ほどで地震が起こる。あとで聞いたら震度5弱、ということであったが、体感では3くらい。上映はそのまま続けられた。出てきたら鉄道があらかた止まっていたが、日比谷線も東横線も動いていたので格別の支障もなく帰宅。本棚の本が少し崩れ、ゴム製のケニーがひっくり返って死んでいた。 2005.07.24 sun. だるいので終日突っ伏している。 お知らせ:「ユリイカ」8月号に大蟻食の「小説のストラテジー」第一回「快楽の装置」が掲載されています。 2005.07.25 mon. 7/22の日記のなかの「GTA」には「警官や市民を殺害していくようなミッションはひとつも登場しない」という部分について、誤りがあるというご指摘をメールでいただいた。初代「GTA」にはたしかに警官を殺害するミッションが存在し、一種のボーナスステージとして無制限の殺戮ミッションが存在する。また昨年発売された「バイスシティ」にも犯罪と無関係な女性を交通事故死させるという暗殺ミッションが存在するということを失念していた。以上のことから「これは完全な嘘である」という7/22のわたしの発言は誤りであり、これを撤回し、上記の文言は「警官や市民を殺害していくようなミッションは多くは登場しない」に訂正させていただく。ただしゲーム自体は犯罪組織同士の対立を主軸に扱うものであり、その範囲ではおおむねチンピラ同士が殺しあっているだけなので、「警官や市民を殺害していく暴力的な内容」という朝日新聞の記事には変わらずに嘘があるという点は改めて指摘させていただく。「プレイヤーは犯罪者となって暴力犯罪を繰り返す暴力的な内容」というような紹介であれば、わたしは何も言わなかった。 2005.07.28 thu. 夜、知人二人、大蟻食と一緒にLe Bouillonへ。野菜と仔羊のクスクスというのを初めて試したが美味であった。 2005.07.30 sat. 朝、大蟻食と一緒に渋谷へ。シネ・アミューズで 『チームアメリカ』 を見る。一回目、満員。とにかく実にトレイ・パーカーな映画で満足する。"America , fuck Yeah"などと歌いながら劇場から出て、マークシティのなかの西楼厨で昼食。ル・コネスールに寄って葉巻を吸ってからモンブランでケーキを買って帰宅する。夜、ケーキを食べたあとで、テレビで『女王の教室』という番組を見る。思いつきは悪くはないと思うけれど、ずいぶんとスケールの小さな話である。 2005.07.31 sun. 夜、大蟻食と一緒にビデオで 『アレキサンダー』 を見る。評判にたがわぬ駄作であった。 |