ガーフィールド２
- Aloysius' Rating: 5/10
2006年　アメリカ　78分
監督：ティム・ヒル
出演：ブレッキン・メイヤー、ジェニファー・ラブ・ヒューイット、ビリー・コノリー、イアン・アバークロンビー、ビル・マーレイ、ボブ・ホスキンス、ティム・カリー

独り者のジョンがガールフレンドのリズにプロポーズするためにリズを追って英国へ飛び、猫のガーフィールドはその邪魔をするために犬のオディーとともに英国へ飛ぶ。同じ頃、その英国ではプリンスという名の猫が広大な敷地と城を相続し、相続からはずされた故人の甥ダージス卿はプリンスを亡き者にしようと画策を開始する。で、プリンスがたまたまガーフィールドと瓜二つであったことから間抜けな入れ替わりがあり、ガーフィールドはお城の猫になる。最後は陰謀を阻むためにプリンスとガーフィールド、お城の農場に住んでいる動物たちなどが協力し、大挙してダージス卿に襲い掛かる。
話のほうはほとんどどうでもいいという感じで、時間も空間も満足に説明する気がない。だから城を訪れたジェニファー・ラブ・ヒューイットが結末にいたるまで、どこでどのくらい待たされていたのか見当もつかない。というわけで筋だけで見ると話にならないことは請け合いだが、正体は前作と同様、というか、前作以上にCGで作られたコミカルなニャンコの動作のそれらしさとかわいらしさで勝負する、というあたりにあるようで、作り込みはより精緻になり、動作は柔らかくなり、しかも今回のガーフィールドには耳毛があり、毛がところどころでかたまっている。で、それが歩いたり走ったり食べたり踊ったりするので見ているこちらはその様子を喜ぶ、、という、本当にそれだけの映画である。ガーフィールドの声は前作に引き続きビル・マーレイ、ガーフィールドのそっくり猫プリンスの声はティム・カリー、プリンスの家臣のブルドックはボブ・ホスキンスという豪華版。
<Garfield>
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