ガーフィールド・ザ・ムービー
- Aloysius' Rating: 5/10
2004年　アメリカ　81分
監督：ピーター・ヒューイット
出演：ブレッキン・メイヤー、ジェニファー・ラブ・ヒューイット、スティーブン・トボロウスキー、ビル・マーレイ

トラネコのガーフィールドが独り者のジョンの家で気ままな暮らしを送っていると、ジョンが美人の獣医師リズからオディーという名の仔イヌをもらって連れ帰る。もちろんイヌはネコの天敵なのでガーフィールドはオディーにからみ、そのオディーはドッグショーに出品されてダンスに意外な才能を示したことで、落ち目のテレビスター、ハッピー氏から目をつけられる。で、後半はハッピー氏にさらわれたオディーを救い出すべくガーフィールドが活躍し、そこにイヌ、ネコ、ネズミが加勢する。
単純ながらそれなりに笑えるけれど、実を言うと話などはどうでもよくて、ただもうガーフィールドのデブネコぶりがすばらしいのである。予算の制約からか、CGや合成にときおり奇妙な粗が見えたが、それでもガーフィールドの動作は最小限の擬人化を除けばデブネコそのもので、ごろんと転がり、とことこと歩き、背中を丸めて前をにらむ。ネコのそういう有様を見て喜ぶ習性の持ち主にはたいへん嬉しい場面がてんこもりで、しかもガーフィールドなので山ほどもラザニアを食べ、テレビの前で駄菓子を食べ、テレビのリモコンを握ってザッピングする。デブネコ（ちなみに声はビル・マーレイ）か、ジェニファー・ラブ・ヒューイットのどちらか、あるいは両方に関心があると、なかなかに楽しい映画である。
<Garfield>
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