スターシップ・トゥルーパーズ３
- Aloysius' Rating: 4/10
2008年　アメリカ/南アフリカ/ドイツ　105分
監督：エド・ニューマイヤー
出演：キャスパー・ヴァン・ディーン、ジョリーン・ブラロック、ボリス・コジョー、スティーヴン・ホーガン、アマンダ・ドノホー

一作目の状況から８年後。リコは大佐になって植民惑星ロク・サンを守る連隊の指揮にあたっていたが、そこへ突然、全人類の偶像であり、「死ぬにはいい日だ」でヒットを飛ばしたアノーキ総司令官がお忍びで来訪、その直後に防衛装置が突然停止し、人類はアラクニドの攻撃の前にあえなく敗退する。脱出したアノーキ総司令官は途中、どこぞの惑星に不時着し、ともに脱出した客室係が神に助けを求めると、総司令官もまた自らの信仰を認め、一方、地球ではアノーキ総司令官の救難信号を黙殺するため、幕僚は軍法会議で死刑判決を受けたリコを助けて総司令官の救出に送り込む。で、アノーキ総司令官は一作目で捕虜になった頭脳バグにいつのまにか折伏されていたのである。そして不時着した惑星には総司令官が神とあがめる巨大バグが潜んでいて、だから客室係が信じていた神とは違う神を信じていたことになり、総司令官は自分の神を前にしたとき、客室係から呪詛の言葉を浴びせられる。一作目に含まれていた黒い笑いをそのまま引き継ぎ、不寛容の精神にもそれなりの磨きをかけているところはなかなかに笑えた。やや勢いに乏しいが、頑張るべきところでは頑張っているのではないかと思う。ただ、残念なことに予算の関係からか、フィル・ティペットが作り出したような映像はここにはなく、全体に特殊効果は70年代の水準で、例のマローダーも80年代のCGを思い出させる程度の仕上がりである。
<Starship Troopers>
- スターシップ・トゥルーパーズ
- スターシップ・トゥルーパーズ２
- スターシップ・トゥルーパーズ３
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