DEATH NOTE　デスノート　前編
- Aloysius' Rating: 　5/10
2006年　日本　126分
監督：金子修介
出演：藤原竜也、松山ケンイチ、鹿賀丈史、香椎由宇、瀬戸朝香、細川茂樹、藤村俊二、津川雅彦、中村獅童

同名コミックの映画化。コミックのほうはたしか四巻まで読んだと思う。映画では夜神月が最初から大学生なので、彼は全国統一模試で一番で、という妙に身の丈にあった説明は抜け落ちている。藤原竜也、松山ケンイチはそれなりのキャラクターになっていたような気がするが、設定そのものを眺めてみると、事実上の自然死を悪用しているという点ではデアンドリアの『ホッグ連続殺人』程度ですらないわけで、これを警察が騒いだりするのはやはり妙であろう、と考えるのである。原作どおりに警察は非合法捜査に加担し、ＦＢＩも登場し、おとなもこどももやっていることは破綻しまくりだが、その破綻の範囲では脚本にも演出にも破綻はない（カメラワークがひどく雑なのが気になったが）、ということで、いちおうの鑑賞には耐えるものの、他人の頭の悪さを前提にした頭のよさ、というのはやはりいただけない
<DEATH NOTE>
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