レジェンド・オブ・ゾロ
- Aloysius' Rating: 5/10
2005年　アメリカ　126分
監督：マーティン・キャンベル
出演：アントニオ・バンデラス、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ルーファス・シーウェル、ニック・チンランド、ペドロ・アルメンダリスJr.

カリフォルニアがアメリカ合衆国の31番目の州になろうとしていたころ、旧大陸の旧勢力がワイナリーに秘密工場を作り上げ、そこでニトログリセリンを大量生産してアメリカを転覆させようとたくらむので、ゾロとその妻エレナ、息子ホアキンが一家総出で悪と戦う。
いつの間に1850年まで時間が進んでしまったのか、まずそのことで首をかしげた。言われてみると一作目もすでに19世紀だったような気がするけれど、いくらなんでも19世紀なかば、というのはどうだろうか。1850年で敵が連発式ライフルを持っているような状態でゾロをやっているのはかなり苦しいし、ゾロと歩調をあわせるために敵役の山賊みたいな連中がわざわざサーベルをぶら下げているのはもっと苦しいと思うのである（ふだんはパンを切るのに使うのか？）。その苦しいところへアラゴン王国の末裔だ、ピンカートンだと、いろいろとからみ、ゾロは民衆の味方だから民衆もからみ、絞まりのない話がごった煮のような状態で投げ出してあって、作り自体はかなり寒い。南北戦争を引き起こそうとたくらむアラゴン王国末裔の大陰謀は笑えたが、そういう話をするのであれば、主人公は サバタ かなにかのほうがよかったのではないだろうか。
<The Mask of Zorro>
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