ペイチェック 消された記憶
- Aloysius' Rating: 5/10
2003年 アメリカ 118分
監督:ジョン・ウー
出演:ベン・アフレック、アーロン・エッカー 、ユマ・サーマン
フィリップ・K・ディックの短編「報酬」の映画化。エンジニアのジェニングスは秘密の仕事のためにオールコム社に雇われる。三年後、その仕事が終わり、ジェニングスは契約に基づいて三年分の記憶を消去され、その代わりとして一億ドル相当の報酬を受け取る筈であったが、実際に手渡されたのはガラクタの入った封筒であった。そう手配したのはジェニングス当人であると説明され、唖然とするジェニングスにFBIが襲いかかり、殺し屋の群れが襲いかかり、封筒のなかのガラクタは襲いかかる危機の一つひとつを見越したように、いずれも有用な品物として機能するのでジェニングスは危機を切り抜けながら謎に立ち向かうのである。
アイデアはおおむね原作どおり。ただし原作のアイテム数が7つなのに対して映画では20に増やされている。未来のためにマシンを破壊しようと考える映画の主人公よりも、自分のために会社を強請ろうと考える小説の主人公のほうがわたしの好みかもしれない。主人公が技術者、敵役は会社社長という具合なので、アクションは全般に控えめだが、なにしろジョン・ウーなので最後には肉弾戦になってしまう。
『ウインドトーカーズ』
よりはだいぶまし。
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