サイレント・ワールド
- Aloysius' Rating: 3/10
2004年 アメリカ・ドイツ 95分
監督:クリストフ・スクルーイ
出演:ディーン・ケイン、ベティナ・ジマーマン、ナイジェル・ベネット
彗星がロシアに激突して地球の気候が激変し、ヨーロッパは零下50度の世界になって人間が住めなくなり、それから3年、モロッコにはなんだかよくわからないけれど西欧世界の政府のようなものが出現していて原油価格の問題でアラブともめているらしい。で、それはそれとして軌道上にある発電衛星を何者かが悪用してマイクロウェーブでモロッコを焼こうとしているということが判明し、そのコントロールセンターがベルリンにあるという理由で少数の調査隊が輸送機でベルリンに派遣される。輸送機は途中、衛星の攻撃で撃墜され、調査隊は雪上車で前進を続け、ベルリンでは自動火器による攻撃を受け、地下鉄の駅では生き残った人々のコロニーを見つけ、彗星を発見し、発電衛星を開発した博士は実は生き延びていて生存者たちのリーダーとなっていて、調査隊の一員としてやってきた博士の娘は父親との再会を喜び、だが博士の助手は博士を裏切って世界を敵に回そうとしていたので、とにかく無能な主人公が苦闘を強いられる、というような話である。いわゆるUFO製作作品としてはかなり予算がかかっているように見えるが、それで見るのが楽になっているわけではない。予算以前の問題があるからである。たとえば
『ドッグソルジャー』
あたりをちょっと見習って、訓練された人間はてきぱきと動く、という前提で話を作ってみるのはどうだろうか。
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