ブリジット・ジョーンズの日記
- Aloysius' Rating: 　4/10
2001年　フランス・イギリス　97分
監督：シャロン・マクガイア
出演：レニー・ゼルウィガ、ヒュー・グラント、コリン・ファース、ジェマ・ジョーンズ、ジム・ブロードベント、サリー・フィリップス

原作(脚本)、監督も女性で女の本音の話、ということになっているけれど、そうだとすれば主人公に与えられた退屈なキャラクターはどう説明されるのだろうか。すでに30を過ぎているというのに自分の周りで何が起こっているのかまるで把握できていないし、仕事でパーティの司会を任せられてもマイクすらまともに扱えない（まさかコメディだからか？）、転職してテレビのレポーターになればなったで無能ぶりを発揮するだけ、その上、ご丁寧に料理をすれば大失敗をするのである。この「ドジな女の子」の前に二枚目が二人も現われて、実は君が好きだったんだ、と告白する（おまけにコリン・ファースの方は「ありのままの君が好きだ」などと言う）。つまり別冊少女フレンドだったのである（それも絵がへたくそな）。出版社のパーティでサルマン・ラシュディのそっくりさん（似てない）とかジェフリー・アーチャーのそっくりさん（似てる？）とかが出てきて、マーチン・エイミスが話題になるとラシュディが眉をひそめるといった場面は笑えたけれど、残りのほとんどの部分は退屈だった。この97分はかなり長い。
<Bridget Jones's Diary >
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