2010年
- Aloysius' Rating: 6/10
2010 (USA 1984, 116min.)
[D] Peter Hyams,
[W] Peter Hyams (novel:Arthur C. Clarke ),
[C] Roy Scheider,Helen Mirren,John Lithgow,Bob Balaban,Keir Dullea,Douglas Rain
「2001年宇宙の旅」の続編で、ピーター・ハイアムズが製作・監督・脚本・撮影を兼ねている(ビジュアル・デザインはシド・ミード)。キューバ危機に似た政治状況を背景に、ソ連の宇宙船レオノフ号で木星軌道へ運ばれたフロイド博士ほかがディスカバリー号に乗り込んで謎の調査に取り掛かる。楽観的で素朴な政治観と未来観がいかにもクラーク的であり、つまり結果として(そして主としてよい意味で)クラーク的なSF映画にしあがっているように思う。とはいえハイアムズの映画なので、ハイアムズ的な安っぽさからは逃れようがないのである(あのコンピューターやレオノフ号のコクピットはなんだ)。あと、ロイ・シャイダーとジョン・リスゴウはキャスティングを逆にした方が、もしかしたらよかったかもしれない。