ドリヴン
- Aloysius' Rating: 4/10
2001年 アメリカ 116分
監督:レニー・ハーリン
出演:シルヴェスター・スタローン、バート・レイノルズ、キップ・パラデュー
新人の天才レーサーがスランプ気味だということで、引退したベテランが指南役として引っ張り出される。引っ張り出すのがチーム監督役のバート・レイノルズで、引っ張り出されるのがスタローンである。車椅子のバート・レイノルズというのは少々痛々しい。話の方はスタローン製作、脚本というせいもあって至って楽観的なポジティブ指向に作られているが、レースの合間の穴埋めという感じもあってほとんど生彩というものがない。あってないようなものなので見ているこちらはレースの開幕が待ち遠しくなるのだが、そのレースもビデオ・クリップの寄せ集めのような代物で、リズム感はよいものの、かと言ってほかにどうということもないのである。強いて言えばCGで作り込まれたクラッシュが凄まじいということなるのかもしれないが、今度はそのクラッシュが多すぎて、ひどく下劣な見せ物を見ているような気分になってくる。監督がレニー・ハーリンということなので、ぞんざいな作りは覚悟しておくべきであった。格別の破綻はないので、あっけらかんと見るにはちょうどいいのかもしれない。それにしても日本のシーンの、あのでっかい日の丸をぶら下げたプールはなんだったんだろうね。一瞬
『パール・ハーバー』
を見ているのかと思ってしまった。
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