ディープ・インパクト
- Aloysius' Rating: 5/10
1998年　アメリカ　120分
監督：ミミ・レダー
出演：ティア・レオニ、ロバート・デュヴァル、イライジャ・ウッド、モーガン・フリーマン、マクシミリアン・シェル、ヴァネッサ・レッドグレイヴ

彗星が地球に衝突する、ということでシャトルに事実上の特攻隊を乗せてなんとかする。あんなんでなんとかなるのか、という気もするが、それ以前にシャトルに乗っている連中の無意味な人間関係がうざったい。いや、冒頭、天文台で新しい天体が発見されて急を知らせる天文学者が途中で事故死するという展開がすでにうざったいし、それ以降の展開のしかたがまただるくて、劇場で見た時には映写技師が間違えてほかの映画の巻をかけたのではないかと思ったほどなのである（このあたりの進め方は 「アルマゲドン」 の方が上で、まず天体マニアが夫婦喧嘩をしながら見つける、するとハッブルで撮影しろという話になり、撮影された写真を見て「でかい」という感想を述べるというシンプルさなのである）。 内陸まで浸す大津波は迫力があったけど、悲劇的な要素を強引に押し込んでヒューマン・ドラマを作り出そうとする姿勢はあまり感心しない。しかもこの映画のモーガン・フリーマンは怒りっぽいだけで大統領に見えなかった。同じ監督の作品なら、やっぱり 「ピースメイカー」 の方が好き。
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