バトルフィールド
- Aloysius' Rating: 5/10
2015年 イギリス 86分
監督:ジム・ウィードン
出演:スタンリー・ウェバー、アナベル・ウォーリス、エド・スクライン
1066年、ロンドンを占領したノルマン人はイングランド北部へ兵を進め、ウィリアム征服王の配下にあるデュラント卿の軍勢は「サクソン人10万人」を虐殺、邪悪なノルマン人兵士が荒れ野で一人の男を見つけ、早速通行税を支払うように要求すると瞬時に返り討ちにされ、デュラント卿の留守を預かる息子アルトゥスは死体で戻った兵士を見て弟ロメインを討伐のために送り出し、一方、無敵の強さを誇る旅人はサクソン人の小さな砦にたどり着いてロメイン一党に暴行されかかっていた女ウデラを助け、ノルマン人兵士を皆殺しにしてロメインの左目を奪うので、復讐を恐れるサクソン人たちによって捕らわれの身となるが、デュラント卿の命を受けてアルトゥスが報復のために現われると勝手に脱出して再びノルマン人兵士を皆殺しにした上でアルトゥスを捕虜とし、そうすると周辺のサクソン人が我も我もと加勢に現われてノルマン人との決戦に備え、一方、デュラント卿は軍勢とともに大金を払って買い入れたバーサーカー六人を送り込む。 舞台はイギリスだが全編セルビアで撮影されていて、いったいどこがイングランドかという感じではあるが、ほとんどモノトーンにまで彩度を落とした荒涼とした風景はなんとなく
『ヴァルハラ・ライジング』
を思い起こさせる。そしてそうした部分も含めて映画、ゲームのムービーなどの先行作品の「クール」な部分を寄せ集めて、「クール」な映画を作ろうとしている気配があって、絵はほぼ全編にわたってかっこよく仕上がっている。脚本はシンプルだがプロットにぶれはなく、対立する双方が極悪非道というところも悪くない。殺陣はよく仕上がっているし、戦闘シーンもおおむねにおいて迫力があり、これは拾い物。
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