スパイ・レジェンド
- Aloysius' Rating: 5/10
2010年 アメリカ/イギリス 117分
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ピアース・ブロスナン、ルーク・ブレイシー、オルガ・キュリレンコ、ビル・スミトロヴィッチ、ウィル・パット
CIAの工作員ピーター・デヴェローが引退後の生活をローザンヌの湖畔で送っていると、そこへCIA時代の同僚ハンリーが現われて、現役で活動中のピーター・デヴェローの妻ナタリアがモスクワでロシアの次期大統領候補に接近して、この大統領候補の醜悪な過去を知る人物の名前を突き止めたが、当の大統領候補は自分の醜悪な過去を知る人物を片端から殺害している最中で、このままではナタリアもナタリアが名前をつかんだ人物も危ない、というような話をしてピーター・デヴェローにモスクワへ飛ぶように頼むので、早速モスクワへ飛んだピーター・デヴェローがナタリアへ接近するとCIAはナタリア回収作戦の実施中で、そこへ現われたFSBがナタリアへ襲いかかるので、ピーター・デヴェローはCIAの鼻先でナタリアを回収、問題の人物の名前を聞き出したところでCIAがナタリアを殺害、ピーター・デヴェローはナタリア殺害に関わったCIAチームを殺害すると問題の人物の所在を追ってベオグラードへ移動、ベオグラードのCIAはピーター・デヴェローを迎え撃とうと試みるが、その先頭に立つデヴィッド・メイソンは訓練教官時代のピーター・デヴェローから落第をもらった人物で、ピーター・デヴェローは常にメイソンの先を進み、その合間にメイソンの追試もするという余裕を見せて核心に近づき、CIAの犯罪の証拠を発見する。 ほとんどノーメイクに近いような老け顔のピーター・デヴェローがピアース・ブロスナン、事件の鍵を握る謎の女性がオリガ・キュリレンコ。見たところ90パーセント以上がベオグラード・ロケというのは内容からの必然性よりも、まず予算の関係であろう。プロットには穴が多いし、脚本にも難点が見えるが、ロジャー・ドナルドソンの演出でとりあえず水準をクリアした作品に仕上がっている。ほかの監督だったら、おそらく目も当てられないしろものになっていただろう、という気がする。
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