ジョン・ウィック
- Aloysius' Rating:  5/10
2014年 アメリカ 101分
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーヴス、ミカエル・ニクヴィスト、アルフィー・アレン、エイドリアンヌ・パリッキ、ブリジット・モイナハン、イアン・マクシェーン、ジョン・レグイザモ、ウィレム・デフォー


ロシア人犯罪組織で殺し屋専門の殺し屋をしていたジョン・ウィックは妻を得たことで組織犯罪の世界から離れて静かな生活を始めるが、間もなく妻が病死し、妻から贈られた子犬をロシアマフィアのボス、ヴィゴ・タラソフの息子ヨセフ・タラソフが殺したことからジョン・ウィックはかつての仕事道具を取り出して復讐にかかり、ジョン・ウィックの正体を知るヴィゴ・タラソフはいちおう詫びを入れようと試みるものの、電話の向こうからは沈黙のみが帰ってくる、ということで早速やまほどの殺し屋を送り込むが一瞬で全滅、ヴィゴ・タラソフはジョン・ウィックに対抗するために殺し屋を雇い、また息子を餌にしておびき出そうなどとするものの、なにをどう画策しようととにかく死体の山ができあがる。 ジョン・ウィックがキアヌ・リーヴス、殺し屋仲間がウィレム・デフォー。 『シューテム・アップ』 を陰気にしてばかばかしさを取り除いて、しゃれっ気も取り除いて、硬質でスタイリッシュな雰囲気にまとめるとこんな感じになるのであろうか。キアヌ・リーヴスはそれなりに頑張っていたし、ウィレム・デフォーも悪くないし、ちょっと顔を出すだけのジョン・レグイザモも悪くないし、ロシヤマフィアの番頭役のディーン・ウィンタースが妙にいい味をだしていたし、Netflixオリジナル版『デアデビル』で悪の番頭をやっていたトビー・レナード・ムーアがちんぴらの一人で顔を出していたり、キアヌ・リーヴスが自宅で大殺戮をやっていると警官が様子を見に来て、騒音の苦情がどうとか言いながら、また仕事をに戻ったんですか、といったようなこなれたやり取りをするとか、いいところはいろいろあるけれど、やはりしゃれっ気がないせいか、単調に流れていく。


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