FLINT フリント・怒りの脱出
- Aloysius' Rating: 5/10
2012年 ロシア 208分 TV
監督:ウラジミール・エピファンチェフ
出演:ウラジミール・エピファンチェフ、 アナスタシア・ヴェデンスカヤ、ミハイール・ゴアヴォイ
元特殊部隊兵士のアンドレイ・シャマノフは退役して恋人のナスチャとともに暮らしていたが、そこへかつての上官ヴォロノフ大佐がやって来て、山岳地帯に偵察に送った8名が未帰還になっていて、その山岳地帯には密売組織の要塞があり、トラブルになった可能性があるので見てきてほしい、と個人的な依頼をしてくるので、アンドレイ・シャマノフは自宅から100キロほどのところの山岳地帯に入って偵察を開始し、戦闘の痕跡を発見して複数の兵士が捕虜になったことを知り、ハイカーを装って密売組織の要塞に近づき、わざと捕えられると捕虜の所在を探り出し、組織の幹部を捕虜にすると傭兵を殺戮して脱出するが、戻ってみると自宅はすでに敵の監視下に置かれ、監視している傭兵たちを殺戮してナスチャがさらわれたことを知り、ついでに町もすでに組織の支配下に置かれて警察も組織の意のままに動いていることを知り、ヴォルコフ大佐は敵の襲撃を受けて傷を負い、秘密の事業が露見することを恐れた組織は山岳地帯の要塞を捨てて冷たい海流のかなたにある島の要塞に移動し、アンドレイ・シャマノフは市内にある組織の新兵訓練施設に潜入すると傭兵を殺戮、組織の新しいアジトの場所を聞き出すと自称潜入不可能な要塞にまんまと潜入して傭兵を殺戮、自称攻略不能な施設を攻略しながらほぼ無限の手榴弾で傭兵を殺戮、ナスチャと捕虜、さらに人質になっていた人々を救い出すが、島から脱出するためにアンドレイ・シャマノフは人々をナスチャに預けておとりとなるべく山を走り、組織は大金をかけてプロの殺し屋集団を投入、プロの殺し屋集団がそれぞれのプライドにこだわって自滅し、最後に残った一人もアンドレイ・シャマノフに挨拶だけして帰ってしまうので、対抗手段を失った組織も自滅、組織の警備主任はナスチャを捕えると今度は自らのプライドをかけてアンドレイ・シャマノフに挑戦する。 ロシアのTVミニシリーズの再編集版。監督・主演のウラジミール・エピファンチェフはちょっとジェレミー・レナーに雰囲気が似ている。オリジナルの尺は不明だが、見た感じからするとかなり刈り込まれているような雰囲気がある。とはいえ、ロシア版
『ランボー』
というのか、ロシア的憂愁を帯びた
『コマンドー』
か
『シューテム・アップ』
というのか、主人公は釘一本で敵の施設に潜入して必殺の無音攻撃で序盤を片づけ、敵から武器を奪い取ると一撃必殺でヘッドショットを決めていく。「やつは銃で倒せない」ということで手榴弾を投げつけるともちろん手榴弾でも倒せない。どうやらこの主人公はほぼ夢を見ている状態で、夢の中では敵は戦う前に死んでしまうので俺は不死身だと考えていて、その夢を現実に持ち込むことでほんとに不死身状態を保っているらしい。大殺戮のやりたい放題という感じで、一瞬だけど
ガンカタ
も入っています。DVD二枚組で終盤、殺し屋が投入されると主人公も殺し屋たちも勝手にそれぞれの世界にいってしまうのでだれてくるが、妙な迫力はあったと思う。
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