バトル・グラウンド 史上最大の激戦
- Aloysius' Rating: 3/10
2013年 オーストラリア 95分
監督:ジョウハン・アール、エイドリアン・パワーズ
出演:ジョウハン・アール、ティム・ピーコック、マーチン・コッピング
第一次大戦中の西部戦線某所でイギリス軍がドイツ軍の陣地に向かって突撃をしかけ、大半の兵士が死亡して夜を迎え、生き残った兵士三人がイギリス軍の陣地を目指して後退を始めると闇夜に耳を澄ませたドイツ軍が音や気配を頼りに銃撃を加え、照明弾を打ち上げ、迫撃砲を撃ち、あげくに毒ガスまで流してきて、なかなか戻れないでいるうちに今度はイギリス軍が砲撃を始めて、という状況の合間に穴にもぐり込んだ生き残りの兵士たちがお定まりの会話を交わし、一方銃後では主人公の妻が夫の不在中に妊娠したことを嘆いて堕胎に挑んでいる、というような場面がところどころにはさみ込まれる。 最初の数分の混乱した描写に不安を覚え、続く戦闘シーンの迫力の乏しさを見て、というか走ったり撃ったりしている人間を適当に映せば戦闘シーンになるという勘違いを見て、たぶん15分くらいであきらめていた。序盤の15分がだめでもあとで盛り返す、ということはないわけではないけれど、この映画に関してはそれはない。監督、脚本、主演が同じ人物で、監督の片割れが編集もしている、という内輪な雰囲気で勝手にできあがったしろものではないか、と想像している。これに比べると同じオーストラリア製でも
『戦場の絆』(2008)
なんかは超大作に見えてくる。
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