説きふせられて
- Aloysius' Rating: 5/10
2007年　イギリス/アメリカ　93分 　TV
監督：エイドリアン・シェアゴールド
出演：サリー・ホーキンス、ルパート・ペンリー＝ジョーンズ、アリス・クリーグ、アンソニー・ヘッド、ジュリア・デイヴィス

むやみと家名を誇る傾向がある準男爵ウォルター・エリオットの次女アンはかつてウェントワースという名の婚約者がいたが、むやみと家名を誇る傾向がある準男爵ウォルター・エリオットとその一族は少壮の海軍士官であるウェントワースは準男爵の次女の結婚相手にふさわしくないと考えて婚約を破棄するようにアンを説き伏せ、それから8年、むやみと家名を誇る傾向がある準男爵ウォルター・エリオットは財政状態が悪化したために屋敷を賃貸に出すことに決め、戦争によって富を得たクロフト提督に屋敷を貸すとクロフト提督の妻の弟がウェントワースであったため、退役した正規艦長で戦争によって富を得たウェントワースがアンの前に再び現われ、アンはかつての感情を呼び戻すが、ウェントワースは露骨に冷淡な態度を示し、ウェントワースには花嫁候補がまとわりつき、一方、アンのほうにも求婚者が現われるので、アンとウェントワースはお互いに真意を隠したまま早とちりを繰り返す。 ジェーン・オースティン『説得』のテレビドラマ化。原作は未読。通俗的な仕上がりで、その範囲ではいちおう楽しめる。うわさによるとジェーン・オースティンの兄弟には海軍提督が二人もいたはずだが、その割には、というべきか、だから、というべきか、あるいは単に演出上の問題でそうなったのか、登場する海軍軍人がいまひとつ海軍軍人に見えてこない。というか、この行動の鈍さを見る限りウェントワース艦長の船には乗りたくない。
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