セール・オブ・ザ・デッド
- Aloysius' Rating: 　4/10
2008年　アメリカ　85分
監督：グレン・マクエイド
出演：ドミニク・モナハン、ロン・パールマン、ラリー・フェセンデン、アンガス・スクリム

たぶん19世紀初頭と見えるイギリスで食うに困ったアーサー・ブレイクは死体泥棒ウィリー・グリムスに弟子入りして死体を盗み、成長してウィリー・グリムスの相棒になるとほかにすることもできないので死体を盗み、墓場から死体を盗んだり、お通夜の現場から死体を盗んだり、四つ角に埋められた怪しい死体を盗んだり、同業者と戦ったり、ということをしているとモルグがらみでなにやら儲け仕事があるという話を聞いて難破した船から死体を回収するためにとある島を訪れてみると箱詰めされていたのがゾンビでした、というような内容を獄中のアーサー・ブレイクが懺悔聴聞僧に話して聞かせる。 邦題だけを見るとゾンビ映画のように見えるがゾンビが登場するのは最後の最後になってから。死体泥棒の一代記という体裁で、思いつき自体は決して悪くはないものの全体に演出は素人臭く、ダイアログもくどいだけで面白みがない。かなりの低予算で、衣装をそろえるのにも苦労していて、それでもロン・パールマンを引っ張ってきたり、アンガス・スクリムを呼んできたり、といろいろ頑張っているとは思うけど、先行する 『贖われた７ポンドの死体』や 『バーク アンド ヘア』 と比べられる仕上がりではない。
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