サルタナがやって来る 虐殺の一匹狼
- Aloysius' Rating: 5/10
1970年 イタリア/スペイン 99分
監督:ジュリアーノ・カルニメーオ
出演:ジャンニ・ガルコ、ニエヴェス・ナヴァロ、ピエロ・ルリ、ブルーノ・コラッツァリ、マッシモ・セラート、サル・ボージェス
悪い保安官と悪い保安官の悪い助手が自分たちが法であると主張して町の判事を虐殺すると、その現場に現われたサルタナが悪い保安官と悪い保安官の悪い助手を射殺して死体をまとめて刑務所まで運んでいって自分が殺したと自首すると刑務所の悪い所長はサルタナを牢屋に放り込み、マンスフィールドの町の悪い保安官ジムは刑務所の悪い所長と一緒になってサルタナの隣の牢屋にいるフルを締め上げてフルが隠したと一般的に信じられている50万ドルの金貨のありかを吐かせようと試みるが、フルが口を閉ざしているうちにサルタナが牢屋から抜け出してフルを脱獄させ、サルタナは50万ドルの金貨を山分けにする約束を取り付けると金貨のありかを探るために単身マンスフィールドの町を訪れ、そうすると私利私欲にまみれた連中が現われてサルタナの命を狙うので、サルタナはそういう連中とも50万ドルを山分けにする約束を交わして金貨の隠し場所を探し始め、見つけたときにはまわりの登場人物が全員死んでいる。まったく時間を無駄にしない展開の速さはちょっとすごいし、ポーカーフェイスで自覚的に倫理観を超越しているサルタナというキャラクターがよくできていて、それが銃撃戦になったりするとなにやら悪魔的なふるまいとする、というあたりもなかなかにすごい(撃って倒れた、と思ってもふと見ると死体が消えているし、いきなり顔を出してライフルのハンマーだけ撃ち抜いて武装解除したりする)。事実上無敵で、軍隊を連れて襲いかかっても返り討ちにされてしまう。
『西部悪人伝』
とほぼ同時期の作品だが、仕上がりはこちらのほうがよい。
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