赤ずきん
- Aloysius' Rating: 4/10
2011年 アメリカ/カナダ 100分
監督:キャサリン・ハードウィック
出演:アマンダ・サイフリッド、ゲイリー・オールドマン、ビリー・バーク、シャイロー・フェルナンデス、マックス・アイアンズ、ルーカス・ハース、ジュリー・クリスティ
暗い森のはずれにある呪われた村ではかれこれ二十年というもの、狼に欠かさずに捧げ物をすることで犠牲者を出すことをまぬかれていたが、ヴァレリーの婚約が決まったころ、ヴァレリーの姉が狼に殺され、狼が裏切ったと信じた村人たちは山へ出かけて狼を狩るが、そこへ武装した徒党を率いて現われたソロモン神父が村人たちの心得違いを指摘し、相手は狼男であり、狼男は山ではなく村にいて、村人のなかにひそんでいると主張し、ソロモン神父の言葉を信じようとしない村人たちが宴会などをしていると、そこへ巨大な狼が現われてひとに襲いかかるので、ソロモン神父はそれみたことかと村人をなじり、村の家を一軒一軒調べてあやしい気配を探し、あやしい人物は拷問器に投げ込み、ヴァレリーに魔女の嫌疑をかけて縛り上げる。ヒロインのヴァレリーが赤ずきんをまとうのもつけたしだし、ヒロインのおばあちゃん(なぜかジュリー・クリスティー)が村の外に住んでいる、というのもつけたしのようなもので、かわりに狼男を引っ張り出して騒ぎを大きくしてみせるが、まったく収拾がついていない。ヒロインもヒロインを囲む若い男も魅力がなく、唯一の楽しみだったゲイリー・オールドマン扮するソロモン神父もキャラクターの整理が悪い上に早々と退場する。映画のとおりの脚本ならば、まず脚本はくそだったのだと考えるべきであろう。
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