グリーン・ランタン
- Aloysius' Rating: 　6/10
2011年　アメリカ　114分
監督：マーティン・キャンベル
出演：ライアン・レイノルズ、ブレイク・ライヴリー、マーク・ストロング、ピーター・サースガード、ジェイ・Ｏ・サンダース、ティム・ロビンス

恐怖のイエロー・パワーを使うパララックスは宇宙の平和を守るグリーン・ランタンの英雄アビン・サーによって無人の惑星の地下に閉じ込められていたが、ふとしたことから機会を得て脱出するとアビン・サーに襲いかかり、重傷を負ったアビン・サーは地球に不時着して自らの最期をさとり、後継者を探すように緑のパワーリングに命じるとパワーリングから放たれた緑の光がテストパイロットで新品のF-35をスクラップにしたばかりのハル・ジョーダンをアビン・サーの前に運び、アビン・サーは駆け寄るハル・ジョーダンに向かって選ばれたことの栄誉と責任について語り、肝心なことは何一つとして語らないまま息絶えるので、緑色のパワーリングだけ受け取ったハル・ジョーダンは栄誉と責任についてむなしく考えながら困惑するが、パワーリングはハル・ジョーダンを宇宙のかなたにある惑星オアに運んでグリーン・ランタンの使命を与え、一方、アビン・サーの死体を発見した政府は地球外生命の権威であるところのヘクター・ハモンド博士を招いて死体を調べ、ヘクター・ハモンド博士は死体に残されていたイエロー・パワーに触れたことで超常の力を獲得し、日ごろの憂さを晴らすために早速その力を悪用したところ、グリーン・ランタンに変身したハル・ジョーダンによって悪事をはばまれ、ヘクター・ハモンド博士の変化に気づいたパララックスは博士にハル・ジョーダンの抹殺を命じるととともに自らもまた地球を目指し、地上に現れて都市を恐怖のるつぼに落とし入れ、恐怖を克服したハル・ジョーダンがグリーン・ランタンとなって戦う。正義の力は緑色で、悪の力は黄色なのである。そして正義のグリーン・ランタンは緑色をした意志の力で戦うのである。なかなかに変わった色使いだという気がする。登場人物も脚本もいまひとつ魅力に乏しいが、マーティン・キャンベルの演出はおおむねにおいて丁寧なので、いちおう鑑賞に耐える作品には仕上がっている。とはいえ、やはり色使いが微妙に変なのである。
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