0:34 レイジ34フン
- Aloysius' Rating: 5/10
2004年 イギリス/ドイツ 85分
監督:クリストファー・スミス
出演:フランカ・ポテンテ、ポール・ラットレイ、ケリー・スコット、ケン・キャンベル、ショーン・ハリス
パーティから抜け出したケイトは地下鉄の駅で最終電車を待っていたが、待っているうちに居眠りをして駅に閉じ込められ、出ようとしているうちにホームに到着した電車に気づいて乗り込むが、その電車は駅を出ると間もなく停車に、車内の明かりは消え、そこへパーティでケイトを狙っていた同僚が現われてケイトにのしかかるが、同僚は何者かによって電車の外へ引きずり出され、ケイトは何者かに追われて電車から逃れて駅へ戻り、そこで駅をねぐらにするホームレスのカップルと出会って救いを求め、ホームレスの男のほうに頼み込んで駅の警備室へ案内してもらう途中でホームレスの女のほうに何かが起こり、ケイトは駅のインターフォンから警備室を呼び出すが、応対に出た警備員にも何かが起こり、ケイトは駅構内を駆け出すが何者かにさらわれて檻に閉じ込められ、同じように閉じ込められていた水道局の職員とともに逃げ出すが、何者かが執拗に追いかけてくる。最後まではっきりとした説明はないが、地下に捨てられた奇形の子供が怪物化しているようなのである。で、その何者かが顔を出すとそれなりに気味が悪いし、ショッキングシーンは定石どおりの作法で仕上がっているが、テンションは必ずしも持続しない。限定された空間を選んでいる割には空間的な連続性が感じられないため、見ているこちらは即興を疑うことになる。登場人物の造形も単調で、状況を作ることが先に立っているところも敗因に見える。というわけで失策の目立つ作品ではあるが、いちおうの雰囲気は確保している。
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