スペース・ウルフ キャプテン・ハミルトン
- Aloysius' Rating: 1/10
1977年 イタリア 90分
監督:アル・ブラッドレイ
出演:ジョン・リチャードソン、ヤンティ・ソマー、ウェスト・ブキャナン、キャシー・クリスティーン
キャプテン・ハミルトンが指揮する宇宙船MK31では乗員の一人が規則によって二人でおこなうことになっている船外活動を一人で始めて、キャプテン・ハミルトンが戻れと叫ぶのを無視した乗員は大丈夫ですよおなどと言いながら船外からしかアクセスできないバッテリーの修理に取りかかり、キャプテン・ハミルトンがやめろと叫ぶのをなおも無視して作業を進めるとバッテリーから塩酸が噴出して宇宙服を溶かすので、操縦室では別の乗員がやつの命はあと三分だ、などと言っているとキャプテン・ハミルトンが外へ出て悲鳴を上げる乗員を救い、もたもたと船に戻るところで時間が刻々と経過して、これはもう、いやおうもなくサスペンスが盛り上がっているところなのであろうと思って見ていると、それはそれとして宇宙船MK31は謎の怪電波に遭遇し、さらになにやら宇宙船らしきものと遭遇して攻撃を受け、どうやらエンジンにダメージを食らってどこかの惑星に引き寄せられて、このままでは衝突だ、などと言っていると乗員の一人がなにやらスイッチのようなものを押すと船はたちまちのうちに安定を取り戻すので、宇宙船MK31は謎の惑星に着陸してキャプテン・ハミルトン以下、乗員たちがあきらかにさほどの目的もなく調査に取りかかると一人が悲鳴を残して姿を消し、キャプテン・ハミルトン以下、残りの乗員が探しにいくと原住民が数人現われてテレパシーで話しかけ、どうやらその惑星にはかつては偉大な文明があり、人間は機械のおかげで安楽に暮らしていたが、そのうちに機械に支配されるようになって、いまではすっかり退化したと告白し、キャプテン・ハミルトンがその機械と戦うために武器を持って進んでいくと、工作用紙一枚と色つきセロファン数枚、豆電球三個くらいを使って作った機械の頭目が姿を現わし、自分は宇宙最強であると豪語した上でキャプテン・ハミルトンに自分を修理するように命令し、そもそも怪電波を飛ばし、宇宙船MK31に損傷を与えたのもキャプテン・ハミルトンをこの惑星に引き寄せて自分の修理をさせるためであったと説明を加え、キャプテン・ハミルトンが命じられるままに基盤を一つ交換すると、わははははなどと笑い出し、そこでキャプテン・ハミルトンが軽く攻撃を加えると機械はあっという間に爆発を起こし、惑星もまた爆発する、ということで、キャプテン・ハミルトン以下の一行はさほどの緊張感もなく脱出を果たすが、それでも話はまだ終わらないのである。 プロットは崩壊している上に台詞の半分は意味不明、カットのかなりの数も意味不明、というかなり恐ろしいしろもので、特殊効果も特殊効果と言えるようなものではなくて、小学生の夏休みの工作のレベルにも達していない。なぜか
『スターウォーズ』
とほぼ同時期の作品ということになっているけれど、見た目は
『SOS 地球を救え』
あたりよりも古めかしい。
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