X-MEN: ファースト・ジェネレーション
- Aloysius' Rating: 6/10
2011年 アメリカ 131分
監督:マシュー・ヴォーン
出演:ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ケヴィン・ベーコン、ローズ・バーン、ジャニュアリー・ジョーンズ,オリヴァー・プラット
第二次大戦末期のポーランドでのちのマグニートーとなるエリック・レーンシャーがセバスチャン・ショウによって発見されていたころ、アメリカではチャールズ・エグゼビアが自宅の台所でのちのミスティークとなるレイブンと出会い、大戦後、セバスチャン・ショウはミュータントを引き連れて第三次世界大戦の勃発をたくらみ、ミュータントの存在を知ったCIAはすでに教授となっていたチャールズ・エグゼビアに協力を求め、そのテレパス能力によってセバスチャン・ショウの居所を探り、追っていった先でセバスチャン・ショウの命を狙うエリック・レーンシャーの命を助け、チャールズ・エグゼビアとエリック・レーンシャーはCIAに協力してミュータントを集め、セバスチャン・ショウがキューバ危機を引き起こすと現地へ飛んで戦うが、方向性の違いからエリック・レーンシャーはチャールズ・エグゼビアとたもとを分かってマグニートーとなる。
『X-Men』
の前日譚。素材としては面白いし、いちおうは盛りだくさんの内容になってはいるが、いかにもマシュー・ヴォーンらしい「凡作」である。リズム感を感心するくらいに欠いていて、はっきりとテンションを認めることができたのはアルゼンチンの場面くらい、後半の訓練シーンになるとスプリットスクリーンまで使っているのに「モンタージュ」がまるで機能しない。キャラクターを紹介しながらストーリーを追うだけで終わっている。映画本体が悪いとミニチュアワークまでがだめに見えてくるから不思議である。見ているうちにブライアン・シンガーの演出が懐かしくなった。若き日のマグニートーを演じたマイケル・ファスベンダーは風格があり、見ていてなかなかに頼もしかった。
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