デビルクエスト
- Aloysius' Rating: 　6/10
2011年　アメリカ　95分
監督：ドミニク・セナ
出演：ニコラス・ケイジ、ロン・パールマン、スティーヴン・キャンベル・ムーア、クレア・フォ、ウルリク・トムセン、クリストファー・リー

ブライブルグのベイメンは友人フェルソンとともに十字軍に参加して異教徒と戦い、ほとんどきりもなく異教徒との戦いを続けて異教徒と名のつく者はことごとく倒し、はっと気がつくといつの間にか女子供にまで手をかけているので、突如として疑問を抱いてフェルソンとともに騎士団を離れ、ヨーロッパ某所に立ち寄ったところでペストが流行する町に立ち寄り、そこで剣を見られたことで脱走兵として捕えられるが、教会はペストの原因が魔女にあると考え、その魔女を浄化するためにはソロモンの書が必要であると判断し、ベイメンとフェルソンは枢機卿の要請を受けてソロモンの書を保管する修道院まで魔女の護送をすることになり、神父、騎士、道案内などとともに出発し、崩れかけた橋を渡り、狼の群れに襲われ、仲間を失いながら修道院にたどり着くと、修道院はすでに恐ろしいことになっていて、なお恐ろしいことに魔女の正体もあきらかになる。監督は 『60セカンズ』 のドミニク・セナ。冒頭のいかにもな異端審問とそれに続くいかにもな十字軍の戦いとテンポよく始まり、ニコラス・ケイジとロン・パールマンがいかにもな扮装で登場すると、その目の前にはいかにも中世な町が現われ、そこがまたいかにもな様子でペストに襲われていて、いかにもな神父はみごとにこちらの裏をかき、いかにもな修道院でまたいかにもな異端審問でも始まるのかと思っていたら最後は悪魔と肉弾戦。比較的短めの上映時間をまったく無駄にしないで、実にてきぱきと進んでいくところが好ましい。美術が非常によくできていて、それをいかにもな中世の絵に収めていく演出もうまい。
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