ザ・ライト　エクソシストの真実
- Aloysius' Rating: 　6/10
2011年　アメリカ　114分
監督：ミカエル・ハフストローム
出演：アンソニー・ホプキンス、コリン・オドナヒュー、アリシー・ブラガ、キアラン・ハインズ、トビー・ジョーンズ、ルトガー・ハウアー

アメリカで父とともに葬儀社を営むマイケル・コヴァックは町から抜け出すために奨学金を得て神学校への道を選び、四年後、信仰の乏しさを理由に叙階を辞退しようとすると、葬儀社で培った度胸と資質を指摘され、バチカンに送られてエクソシストとなるための講習を受けることになり、そこでも不信心を見せるので、講習を指導するザビエル神父からルーカス神父に会うように勧められ、ネコだらけの司祭館でマイケル・コヴァックを迎えたルーカス神父はその目の前で悪魔祓いの儀式に取り掛かり、信心のないマイケル・コヴァックは悪魔の実在を疑い、必要なのは悪魔祓いではなく医療措置だと考えるが、やがて恐ろしいことが起こり、以降、マイケル・コヴァックは幻聴と思える音を聞き、怪しい存在を幻視するようになり、ルーカス神父を訪れると、こちらも恐ろしいことになっている。信仰の間隙に何がもぐり込んでくるか、というあたりがリアルに描かれているような気がする。日常性の中にいきなり出現する悪魔祓いの儀式はかなり恐ろしいし、なによりもアンソニー・ホプキンスが恐ろしい。
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