ネスト
- Aloysius' Rating: 5/10
2009年 アメリカ 108分
監督:ルイス・ベルデホ
出演:ケヴィン・コスナー、イバナ・バケロ、ノア・テイラー、サマンサ・マシス
妻と別れた作家ジョン・ジェームズが思春期の娘と七歳の息子とともにサウスカロライナの田舎の林のなかの一軒家に越してきて、そこで新生活にとりかかろうとしていると娘が近くで巨大な塚を発見し、それから間もなく娘の挙動が怪しくなり、家のまわりを怪しい影が這うようになり、移り住んだ家になにやらいわくのあることを知ったジョン・ジェームズは家の売主を遠くに訪れ、そのあいだに家ではベビーシッターが失踪し、怪事の根源が塚にあると考えたジョン・ジェームズが塚の破壊を試みるとそこへ塚の研究をしている大学教授が現われて一連の記号に関する解説を与え、ジョン・ジェームズが塚の破壊にとりかかるとそこから消えたベビーシッターの死体が見つかり、ジョン・ジェームズが警察で調書を取られているあいだに家ではさらに怪事が起こり、ジョン・ジェームズの帰宅の途上では何者かによって警官がさらわれ、家では留守を頼んだ教師が死体となり、娘は穴へいくと言って消えるのでジョン・ジェームズは銃を取って迫る怪物を撃退し、娘を追って穴へ入る。娘役が
『パンズ・ラビリンス』
のイバナ・バケロ。いかに母親似という設定とはいえケヴィン・コスナーの娘には見えないのである。演出にいちおうの緊張感は見えるものの、画面の作りは平坦で単調さは否めない。子供好きの妻がなぜ親権を放棄したのか、なぜ人里離れた場所に移り住もうと思ったのか、凶暴な化け物がひとを襲っているのになぜいままで誰も気がついていないのか、父親は怪事の根源がなぜ塚にあると思ったのか、あれやこれやについての説明がうまくまわっていないし、説明の不足を力で押しきるようなパワーもない。はっきり言って陰気なだけ。
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