刑事マルティン・ベック
- Aloysius' Rating: 6/10
1976年 スウェーデン 110分
監督:ボー・ウィデルベルイ
出演:カルル・グスタフ・リンドステット、スヴェン・ヴォルテル、トーマス・ヘルベイ、ホーカン・セルネル、ビルギッタ・ヴァルベルイ
入院中の警部が銃剣を使って惨殺され、マルティン・ベックとその同僚が被害者を調べていくとこれがとんでもない暴力警官だったことが判明し、復讐の線で調べていくと元警官が浮かび上がるので、その家を訪れてみると本人は出かけたあとで、その本人はモーゼルカービンとジョンソンM1941自動小銃(軽機関銃バージョン?)で武装して建物の屋上から警官を撃ち、鎮圧のために出動したヘリコプターは撃墜され、マルティン・ベックは単身、犯人に接近する。シューヴァル&ヴァールーの『唾棄すべき男』の映画化。北欧的な憂鬱がなんとなく全編にあふれ、背景のなんとなくうらぶれた様子に感心する。いわゆる警察物としては水準だが、後半の銃撃戦が始まるとそのスケールが意外なほどに大きくて、撃墜されたヘリコプターが野次馬の群れに突っ込んでいく堂々とした墜落ぶりはある種の名シーンとなっている。
IMDb で
を検索します。
* Search provided by
The Internet Movie Database
.