スピーシー・オブ・コブラ
- Aloysius' Rating: 3/10
2010年 インド/アメリカ 93分
監督：ジェニファー・チェンバース・リンチ
出演：マリカ・シェラワット、イルファン・カーン、ジェフ・ドーセット、ディヴィヤ・ダッタ、ラマン・トリッカ
脳腫瘍におかされて余命数か月のジョージ・ステイツは蛇神ナギンから不老不死の石ナグマニを手に入れるためにインドの山奥を訪れ、交尾中のコブラを発見すると案内人の制止を振り切り、やめろという案内人を殺害し、案内人をナイフで脅してオスのほうのコブラを捕獲して持ち帰り、するとジョージ・ステイツの思惑どおり、メスのほうのコブラは蛇神ナギンとなって女の姿に変身し、ホーリー祭の最中の町へ下りていって、そこで蛇使いの笛の音色にあわせて身をくねらせ、それを見た二人組の男が淫慾にかられて家に引きずり込むと瞬時に巨大なコブラとなって男たちを殺害し、街灯でポールダンスのようなことをしたり、DV男を殺害したり、水浴をしたりしながらオスのコブラを探してジョージ・ステイツの隠れ家に近づいていく。監督がジェニファー・リンチなので、おそらくなにかしら前衛的な意図があるのであろうし、事件を捜査していく刑事（イルファン・カーン）の周辺なども義母の様子がおかしいなどと妙に謎めいていたりするものの、正面から見ている限りでは散漫でひとりよがりが目立つへたくそな映画であり、それ以上でもそれ以下でもない。蛇女のVFXはそれなりに高い水準にある。
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