最終突撃取材計画!
- Aloysius' Rating: 5/10
2008年 アメリカ 83分
監督:デヴィッド・ザッカー
出演:ケヴィン・ファーレイ、ケルシー・グラマー、レスリー・ニールセン、デニス・ホッパー、ジェームズ・ウッズ、ロバート・ダヴィ、ジョン・ヴォイト、ケヴィン・ソーボ
タリバーンが自作の宣伝番組に嫌気が差してハリウッドの監督に製作を依頼しようとたくらみ、アメリカをもっとも憎んでいる監督ということでマイケル・ムーアならぬマイケル・マローンに白羽の矢を立て、交渉のためにアメリカへ乗り込んでくると、ちょうどその頃、独立記念日の廃止を訴えるデモを企画していたマイケル・マローンの前にはケネディの亡霊が現われてマイケル・マローンの誤りを指摘し、続いてパットンの亡霊が現われてマイケル・マローンの主張が実現した悪夢のような世界(南北戦争がなかったので奴隷が解放されていない、テロに降伏したのでアメリカがムスリム化し、ハリウッドの大看板がアラー・アクバルの文字に変わっている)へ導き、それでもマイケル・マローンが誤りを認めないと今度はジョージ・ワシントンの亡霊が現われて恐ろしいものを見せる、という話を独立記念日のホームパーティでレスリー・ニールセンのおじいちゃんがこどもたちに聞かせている。原題"An American Carol"のとおり『クリスマス・キャロル』のパロディで、スクルージがマイケル・ムーアなのである。2008年という製作時期のせいか、政治的にはやや好戦的な内容になっているが、最近のザッカー作品のなかでは質が高い。ジョージ・ワシントンがジョン・ヴォイト、マイケル・マローンのエージェント役でジェームズ・ウッズ、人権擁護団体のゾンビと戦う判事役でデニス・ホッパー、タリバーン役でロバート・ダヴィが顔を出している。
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