トラブル・イン・ハリウッド
- Aloysius' Rating: 5/10
2008年 アメリカ 104分
監督:バリー・レヴィンソン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ショーン・ペン、キャサリン・キーナー、ジョン・タートゥーロ、ロビン・ライト・ペン、スタンリー・トゥッチ、ブルース・ウィリス
カンヌに出品を予定しているショーン・ペン主演の映画のスニークプレビューをおこなったところ、犬を射殺して血糊を飛ばすショッキングなシーンがあったために観客も配給側も激しく反発し、配給側が問題のシーンのカットを要求すると監督が激しく反発し、プロデューサーは配給側と監督のあいだで汗を流し、そのプロデューサーが製作にかかろうとしている映画では出演予定のブルース・ウィリスが太ってひげを生やしてほとんどトドのような有様で現われ、その様子に配給側が激しく反発し、配給側がひげのカットを要求するとブルース・ウィリスが激しく反発し、プロデューサーは配給側とブルース・ウィリスのあいだで汗を流し、そうして汗を流しているあいだもすでに離婚している妻に未練を覚え、かつての自分のベッドで妻が男と寝ているのではないかと疑っている。プロデューサーがロバート・デ・ニーロ、配給側がキャサリン・キーナー、胃が悪い俳優エージェントがジョン・タートゥーロ、ショーン・ペンとブルース・ウィリスはもちろん本人である。なにかしらあわただしくて異常な空間を作ろうという試みは見えるものの、中心にいるロバート・デ・ニーロが妙に落ち着いて見えるので、たいへんそうではあるものの格別なことが起こっているようには見えてこない。配役の問題というよりも演出上の問題であろう。もともとバリー・レヴィンソンとは相性が悪い。
IMDb で
を検索します。
* Search provided by
The Internet Movie Database
.