新しい人生のはじめかた
- Aloysius' Rating: 5/10
2008年 アメリカ 93分
監督:ジョエル・ホプキンス
出演:ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソン、アイリーン・アトキンス、ジェームズ・ブローリン、キャシー・ベイカー
ニューヨークでCM音楽の作曲をしているハーヴェイ・シャインは娘の結婚式に出席するためにロンドンを訪れるが、娘が予約したホテルは最低で、パーティに出席すれば別れた妻とその夫が幅を利かせてはみ出し者の扱いを受け、翌朝、ニューヨークへ戻ろうとすれば渋滞で飛行機に乗り遅れ、しかも会社からは解雇を言い渡され、素面ではいられなくなって空港のバーにもぐり込み、そこでグラスを重ね、近くにいたケイト・ウォーカーに話しかける。ケイト・ウォーカーは作家志望の独身女性で、空港でアンケート係のようなことをしていて、夫に逃げられた母親を気にかけ、その母親は独身の娘を気にかけてデートの最中でも娘の携帯に電話してくる。ハーヴェイ・シャインはケイト・ウォーカーにあれやこれやと語りかけ、食事に誘い、創作コースへと向かうケイト・ウォーカーのあとを追い、創作コースが終わるのを路上で待ち、娘の結婚披露宴を欠席していることを告白し、それはよくないというケイト・ウォーカーの指摘を受けて披露宴に出ることを決め、ケイト・ウォーカーを誘って娘の披露宴におもむくと、これが本邦におけるいわゆる結婚披露宴と瓜二つで、来賓のあいさつがあり、乾杯のご発声があり、という有様で、そこで父親としてあいさつをして娘夫婦に祝福を与えたことでハーヴェイ・シャインは孤独から逃れ、まだ孤独のなかにいるケイト・ウォーカーをダンスの輪に引き入れ、そのまま朝を迎え、再び会う約束を交わすが、ハーヴェイ・シャインは不整脈で病院へ送られ、ケイト・ウォーカーは約束の場所で心を傷つけ、病院から出てきたハーヴェイ・シャインはケイト・ウォーカーのあとを追って愛を誓う。創作行為を最初からなめているような脚本が気に入らない。なんだか
『ロスト・イン・トランスレーション』
のロンドン版を見ているような気がしてきたが、主役の二人はさすがの貫禄だし、演技はいいのでとにかくそれをおかずにどうにか最後まで見ることができた。ただ、この90分はかなり長い。
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