アーン 鋼の騎士団
- Aloysius' Rating:  6/10
2007年 スウェーデン/イギリス/デンマーク/ノルウェイ/フィンランド/ドイツ 193分
監督:ピーター・フリント
出演:ヨアキム・ナッテルクヴィスト、ソフィア・ヘリン、ステラン・スカルスガルドァ、サイモン・キャロウ


12世紀の北欧、西ゴティアの豪族フォルケッソンの息子アーンはやぐらから転落して意識を失い、母親が神に祈って息子が回復したら神に仕えさせると誓ったところ意識を回復したのでこれは神のご意思だということになり、アーンは修道院に預けられてテンプル騎士団出身の僧と出会い、そこで武芸の手ほどきを受けて青年に達し、剣を携えて村へ戻ると土地争いで父親の名誉を守り、アルゴッツドッター家の娘セシリアと恋に落ち、西ゴティアの王位継承権を主張する友人クヌートとともに出かけて現王の殺害に加担し、教会はアーンとセシリアの婚前交渉の事実を知って二人を破門し、どちらも贖罪のために20年にわたって修道院に閉じ込められることになるが、アーンは修道院の勧めにしたがってエルサレムへ旅立ち、そこでテンプル騎士団の一員となって勇名を馳せ、さらにサラディンとの友誼も結び、贖罪の期間を終えて西ゴティアに戻るとセシリアと再会して幸福を築き、そうしているとかつてクヌート王が王権を奪った一族がデンマークを後ろ盾にして現われるので、余命わずかなクヌート王は息子を副王とする条件で王権をゆずり、王権を奪還した一族はクヌート王の息子たちを亡き者にしようとたくらんで自ら王権の条件を損ない、アーンが率いる西ゴティアの軍勢はデンマーク軍と衝突する。3時間の大作である。時間軸の混淆と頻繁なカットバックがややわずらわしいし、ごちゃごちゃしたところでカットと時間軸の混乱が見えるが、美術、衣装、馬、戦闘シーンはかなりよくできていて、クライマックスの合戦の場面は一見の価値があると思う。

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