ダーク・オブ・ザ・デッド
- Aloysius' Rating:  3/10
2008年 ドイツ 93分
監督:ヴォルフ・ヴォルフ
出演:フィリップ・ダン、アンナ・ソフィア・ブロイアー、ニコラス・ユルゲンス、マルヴィン・クリント・グローネン、ビルテ・ヴォルター


鳥インフルエンザのワクチンが人間の体内で鳥インフルエンザと結合してなんだかとんでもないものになり、発症すると吹き出物だらけのゾンビのような状態になる、というドイツ製の事実上のゾンビ映画。思いつき自体は決して悪くはないものの、アイデアをそこから先へ練り上げていく体力はない。だから思いつきは思いつきで終わり、思いつきが思いつきで終わる程度の体力のない連中がやっているので状況にも面白みがなく、つまり医学生が三人で田舎の屋敷にやってきて地元の女の子二人とパーティをやっていると味噌っかすの学生一人が相手がいなくて余計なことをし始めて、そのまわりでは早くも患者だらけになっていて、といういつもの展開に終始する。もちろんそれで上手ならば文句はないが、カメラワークは鈍感だし、ダイアログは間抜けだし、いらないことに手間をかけるし、つまりへたくそなのでやっぱり文句が出るのである。

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