CARGO
- Aloysius' Rating: 5/10
2009年 スイス 107分
監督:イヴァン・エングラー、ラルフ・エッター
出演:アンナ=カタリーナ・シュワブロ、マルティン・ラポルト、マイケル・フィンガー、クロード=オリヴィエ・ルドルフ、ヤンツォム・ブラウエン、レグラ・グラウヴィラー
23世紀の終わりごろ、地球の環境は壊滅し、生き延びた人類は軌道上のステーションに移住していたが、そこでは伝染病が流行したため、地球型の風光明媚な惑星レアへの移住を始めている。医師ラウラ・ポートマンはレアへの移住の費用を稼ぎ出すために貨物船に乗務して往復八年間の旅に出るが、目的地が間近に迫ったころ、八か月にわたる単独当直の六か月目に船内に異音を聞き、貨物室を調べたところ、何者かが侵入している気配があり、船長を起こし、テロ対策のために同乗している武装警官とともに貨物室を調べていくと今度は船長が何者かに殺害され、さらに建設資材であるはずの積荷はことごとくが人間であると判明し、調べていくと風光明媚な惑星レアは実は虚構で、レアに送られた人間はレアの軌道上にある衛星で仮想空間に閉じ込められていることがあきらかになり、レアへの移住を進める企業の宣伝に反して地球は再び居住可能になっていることもまたあきらかになり、ポートマン医師は船内に潜伏していたテロリストと協力して仮想空間から地球に向けてメッセージを送る。美術、音楽などに
『エイリアン』
の影響が濃く現われてはいるが、演出は生真面目なだけで面白みに欠け、淡々とした話法は眠気を誘う。とりあえず目に見える破綻はそれほどないものの、なにしろかけらほどのしゃれっ気もないので、なにをいまさら、という印象が強くなる。
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