パニッシャー：ウォー・ゾーン
- Aloysius' Rating: 　4/10
2007年　 アメリカ/カナダ/ドイツ　103分
監督：レクシー・アレクサンダー
出演：レイ・スティーヴンソン、ドミニク・ウェスト、ジュリー・ベンツ、コリン・サーモン、ダグ・ハッチソン、ダッシュ・ミホク、ウェイン・ナイト

軍の訓練教官フランク・キャッスルは妻子をマフィアに殺されたことで地下にもぐり、以来、問答無用の仕置き人となって犯罪者を始末してきたが、凶悪犯ビリー・ルソッティを追ううちにFBIの潜入捜査官を誤って射殺、心に傷を負って一度は引退を決めるものの、ガラス粉砕機に突き落とされてジグソーパズルような顔になったビリー・ルソッティが捜査官の妻子を狙っていることを知ってすぐに銃を取り、捜査官の妻子はフランク・キャッスルによって救出されるが、逮捕されたビリー・ルソッティはFBIに司法取引を持ちかけ、重要なテロ情報を明かすことで免責され、さらにFBIの極秘情報を入手することにも成功してフランク・キャッスルのねぐらに襲撃を加え、フランク・キャッスルが保護していた妻子を誘拐する一方、挑戦状を残して廃墟をとなったホテルにこもり、ギャングの軍団をかき集めるので、そこへフランク・キャッスルが乗り込んでいく。すでにオープニングから妙にもたもたとしていて、そのもたもたぶりが気になってならなかったが、つまりそのもたもたぶりは最後まで持続するので、かなりいらいらしたのである。微妙に色数の多い絵はそれなりに頑張っていたように見えるが、演出はだらだらとしてリズム感を欠き、脚本は半端じゃなしに頭が悪く、登場人物は端役にいたるまで魅力がない。マーベルのコミックについては何も知らないが、訓練教官という前歴の割にはフランク・キャッスルは弾数を使いすぎる。ゲイル・アン・ハードの製作だが、こちらの気持ちとしてはもう少し復活してほしい。
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