ファイブ・デイズ・ウォー
- Aloysius' Rating: 6/10
2001年 アメリカ/ルクセンブルク 93分 TV
監督：ラッセル・マルケイ
出演：リッキー・シュローダー、フィル・マッキー、ジェイミー・ハリス、ジェイ・ロダン、アダム・ジェームズ
1918年10月、前進を開始した米軍の前衛一個大隊は命令を守ってアルゴンヌの森に突出し、撤退命令を知らされないまま拠点を確保し、兵員の七割近くを失いながら五日間にわたってドイツ軍の攻撃をはねのける、という実話をきわめて愚直に、しかし真面目にやっており、最近のラッセル・マルケイとは思えないほど水準の高い仕上がりになっている。第一次世界大戦なので思い上がった将官クラスは無謀な作戦を立案し、現場の有能な指揮官（しかも弁護士出身）は必死になって部下を守り、部下はとにかく勇敢に戦い、友軍の砲撃を受けてもまだ戦い、あまりの勇敢さにあきれたドイツ軍は決着をつけるために火炎放射器まで繰り出してくるが、それでも決着をつけることはできないのである。フランス製の軽機関銃ショシャを映画で見たのはこれが初めてではあるまいか。
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