ラストハザード
- Aloysius' Rating: 5/10
2006年 アメリカ 109分
監督・脚本:マーク・フラット
出演:ジーナ・ラムスデン、ジョシュア・ネルソン、クリスタ・マクナミー、コンスタンティン・テイラー
アンジェラは嫉妬深い元カレ、ジョッシュによって射殺されるが、死んでも死なない怪現象が全世界に蔓延しているためにアンジェラもせっかく呼んだ救急隊員に見捨てられ、死んでも死んでいない状態でそのまま生活を続けて昼間はふつうに出勤し、死にチャレンジされている人々の集会に出かけて自己紹介をしたり、ハグをしたり、ドーナツを食べたりしていたが、どこか気持ちが釈然としない。そのうちに別のグループから声がかかり、そちらに顔を出してみると、そこでは死者の生者に対する圧倒的な優位性を主張していて、人肉を食べることを勧められ、激しく拒絶はするものの、結局口にしてみると少し解放されたような気持ちになるが、ゾンビだという理由から同僚に疎まれて勤め先を解雇され、新しい勤め先を探そうとしてもゾンビだという理由で面接に落ちる。その頃、元カレのジョッシュは公共奉仕と称して暴力集団の一員となり、無害なゾンビをさらっては乱暴狼藉を働いていたが、自分で殺したアンジェラのストーカー行為を未練たらしく続けていて、アンジェラがあちらやこちらで集会に参加したりしているので勝手に嫉妬心を煽りたて、ジョッシュの通報によって死者たちの集会は襲撃を受け、アンジェラはあわやというところで過激な死者集団によって救出されて今度は怪しい儀式に放り込まれ、一方、死者に反撃されて壊滅状態に陥った人間側は自分で自分を殺して死者集団に潜り込んで最後の攻撃を敢行し、血まみれの大乱闘がおこなわれ、アンジェラはついにジョッシュと対決して本音を語り、自宅に戻って鏡に自分の姿を映し出して自分を少し肯定する。かなり低予算の自主制作映画である。とはいえ、脚本はよく練り込まれ、出演者もこのクラスの映画としては水準以上の演技をこなし、演出、撮影、編集、音声などで技術的な問題がときおり目につくものの、全体としてのモチベーションはきわめて高い。拾い物。
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