D-WARS ディー・ウォーズ
- Aloysius' Rating: 3/10
2007年 韓国 90分
監督:シム・ヒョンレ
出演:ジェイソン・ベア、アマンダ・ブルックス、ロバート・フォスター
伝説によると特別な娘を生贄にして大蛇は竜となることができることになっていて、ただしその機会は五百年に一度だけで、前回その機会が訪れたときには特別な娘を狙う悪い大蛇が悪の軍団を率いて現れて韓国を滅茶苦茶にしていたが、その上に問題の特別な娘は天から遣わされた剣士と恋に落ちて運命にあらがい、良い大蛇までが竜となる機会を奪われる事態となり、それからときが流れて現代に移り、ロサンゼルスで奇妙な鱗が発見され、それを見た若いTVリポーターは上述の伝説を幼いころに骨董品店のあるじから聞かされたことを思い出し、実はその骨董品店のあるじこそは五百年前、韓国で特別な娘と恋に落ちた剣士の師匠の生まれ変わりであり、そしてTVレポーターは当の剣士の生まれ変わりであり、言うまでもなく特別な娘もまた生まれ変わってロサンゼルスに住んでいるので、間もなく悪い大蛇が悪の軍団とともに出現して特別な娘を狙って街を破壊し始めるので、若いTVリポーターは特別な娘を見つけ出してともに逃れ、大蛇が特別な娘を狙っていることに気づいたFBIも特別な娘を片付けるために特別な娘を狙い、陸軍が登場して悪の軍団や大蛇と交戦し、特別な娘はFBIの手に落ちるが特別な娘を殺害しようとしたFBIは別のFBIに殺害され、特別な娘とTVリポーターはメキシコに逃れようと試みるが、途中、悪の軍団に捕らえられて悪の城に身柄を運ばれ、祭壇に置かれた特別な娘に向かって悪い大蛇が襲いかかろうとしたところ、それまでいったいどこにいたのか、いきなり良い大蛇が現れて悪い大蛇との格闘を始め、特別な娘は自分の運命を受け入れて良い大蛇を竜にするので良い大蛇は悪い大蛇を滅ぼし、特別な娘はTVリポーターに自分の愛は永遠であると告白して良い竜とともに昇天する。どこまでいっても寝ぼけたような筋運びと大根役者の精彩のないダイアログが見ているこちらにはかなり苦しい。演出は凡庸で集中力を欠き、むやみとカット数が多い割には単一の状況すらまともに扱えない。化け物の大軍がロサンゼルスの路上や上空に現れて陸軍と交戦を始めるあたりは多少の見栄えがするものの、これもCGの質と場面の構成が単調なので、すぐに飽きる。造形面ではかなりの頑張りが見えたので、この内容ならば話を昔の韓国に絞ったほうがよかったのではあるまいか。
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