ビバリーヒルズ・チワワ
- Aloysius' Rating: 　6/10
2008年　 アメリカ　92分
監督：ラージャ・ゴスネル
出演：パイパー・ペラーボ、マノロ・カルドナ、ジェイミー・リー・カーティス、ドリュー・バリモア、アンディ・ガルシア、プラシド・ドミンゴ

化粧品会社のオーナーに飼われてビバリーヒルズでセレブな生活を送っていたクロエは世話を言いつけられたオーナーの姪に連れられてメキシコを訪れ、そこで迷子になって闘犬屋につかまり、闘犬場に引き出されるが、シェパードのデルガドに窮地を救われ、二匹で北を目指して進んでいくと、闘犬屋のほうではクロエが金持ちの犬であることに気づいて身代金を取ろうとたくらみ、デルガドの宿敵でドーベルマンのディアブロを追撃のために送り出す。一方、メキシコの荒地に紛れ込んだクロエとデルガドはクーガーの群れに襲われるが、そこをチワワの群れに救われ、クロエはチワワ誕生の地におもむいて自分のルーツを確認し、間もなく警察によって保護されるが、そこへディアブロが近づいていく。クロエの声をドリュー・バリモアが、デルガドの声をアンディ・ガルシアが、さらにチワワの族長モンテスマの声をプラシド・ドミンゴがやっている。チワワをおもちゃ扱いする風潮に警鐘を鳴らし、すべての愛玩動物の幸福を願うメッセージが添えられていて、これはごもっともとうなずかされる。映画そのものは古典的なスタイルでよくまとまっており、人物も犬も最後には収まるべきところに収まり、観客に不安を与えない。
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