グレート・ワルツ
- Aloysius' Rating: 6/10
1938年 アメリカ 102分
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
出演:ルイーゼ・ライナー、フェルナン・グラヴェ、ミリザ・コルジャス、ヒュー・ハーバート、ライオネル・アトウィル
父親、つまりいわゆるヨハン・シュトラウスの命令で銀行に勤めていたヨハン・シュトラウス二世は仕事をしているふりをしながらワルツを作曲しているところを見つかって開巻30秒でくびになり、自分の楽団を結成するとほとんどその日のうちにウィーン中の評判になり、さらに歌手カーラ・ドナーの誘いを受けてその晩のうちにホーフェンフリード伯爵の夜会に出てワルツを演奏、ここでも評判を取ると自分を待ち受けていたパン屋の娘ポルディ・フォーゲルヒューバーと結婚する。しかしヨハン・シュトラウスの心はカーラ・ドナーにあり、48年の革命騒ぎを通じて二人は親密になり、二人の関係を嫉妬したホーフェンフリード伯爵はポルディに行動を説くので、すでに事実を知っていたポルディも行動を起こすが、それで格別のことが起こるわけではなく、収まるべきところにすべて収まる。全編にシュトラウスのワルツがちりばめられているが、それでバランスが崩れたような部分もなく、デュヴィヴィエの手堅い演出が好ましい。
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