チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
- Aloysius' Rating: 　7/10
2007年　アメリカ　102分
監督：マイク・ニコルズ
出演：トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ネッド・ビーティ

1980年、テキサス州選出の下院議員チャーリー・ウィルソンはラスベガスのホテルで遊興中にTVの画面に映し出されたアフガニスタンの風景のなかにダン・ラザーの姿を発見し、アメリカのアフガニスタン政策に関心を抱き、それが500万ドルほどの予算で投げ出されていることを知り、パキスタンを訪れ、国境地帯の難民キャンプを視察し、そこが冷戦の最前線であることを確認すると、CIAのアフガン担当者ガスト・アブラコトスとともにムジャヒディン支援のための予算計画を立案し、イスラエル、エジプト、パキスタンを説得し、国防予算委員会も説得し、アフガニスタンに武器を流し込んでソ連を駆逐することに成功するが、和平成立後のアフガニスタン支援には失敗する。マイク・ニコルズの演出は淡々としながら小気味がよく、そしていつものことながら、絵が非常にていねいに作られている。トム・ハンクスは快活で、それでいて練り込まれた下院議員の役に風格を与え、最後になって顔に浮かべる失望の色には見過ごせないだけの重さがある。フィリップ・シーモア・ホフマンはギリシア系のベテランCIA職員というなんだかいかがわしいものに化けまくり、、ジュリア・ロバーツはテキサス六番目の富豪をそのままやっている。予算委員会の議長でネッド・ビーティが顔を出していた。
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