バミューダ・トライアングル
- Aloysius' Rating: 6/10
2005年 イギリス・アメリカ 253分 TV
監督:クレイグ・R・バクスリー
出演:エリック・ストルツ、キャサリン・ベル、ブルース・デイヴィソン、マイケル・ロジャース、サム・ニール、ルー・ダイアモンド・フィリップス
バミューダ・トライアングルで自社の船がむやみと消えることに業を煮やした海運王が、新聞記者、海洋学の専門家、気象学の専門家、超能力者の4名からなるチームを結成し、バミューダ・トライアングルの謎に挑む。1話約80分の3話構成。海運王がサム・ニール、ナショナル・インクワイアラー系の記者がエリック・ストルツ、見えないものが見える超能力者がブルース・デイヴィソン、製作総指揮はディーン・デヴリンとブライアン・シンガーである。タイトルに偽りなくストレートにいかがわしい内容で、1話目の冒頭からすでにいかがわしくて、コロンブスの船隊がサルガッソー海で現代の貨物船に遭遇し、同じくサルガッソー海でイワシクジラを追う日本の捕鯨船(「第六ミンク丸」だって)は突如として起こったメタンハイドレードとおぼしき現象に出会って撃沈され、操業を妨害していたグリーンピースのメンバーも巻き添えを食う。そのグリーンピースの生き残りがルー・ダイアモンド・フィリップスで、帰還してくると記憶がおかしくなっている。そのあとも怪異のつるべ打ちで、その怪異を沿岸警備隊がハイテク機器で目撃し、ついでに旧ソ連海軍のディーゼル潜水艦(遊覧用に改装されている)まで登場してドルフィンジャンプを披露する。ただ、2話目に入ると謎の解決に進んでいって海軍の陰謀にすぐにぶつかり、海軍、磁場、というキーワードから案の定、1943年の例の実験以来、という話になるが、出てくる現象に説明が追いつかない、というか、次第にめちゃくちゃになっていく。前段のいかがわしさは大いに買いだが、中盤以降の失速はいただけない。
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