七人の愚連隊
- Aloysius' Rating: 6/10
1963年 アメリカ 115分
監督:ゴードン・ダグラス
出演:フランク・シナトラ、ディーン・マーティン、ビング・クロスビー、サミー・デイヴィスJr.、ピーター・フォーク、バーバラ・ラッシュ
シカゴを牛耳るボス、ビッグ・ジムが誕生パーティーで殺害され、後継者と目されていたロボがシカゴに戻ってくると、ビッグ・ジムの右腕であったガイ・ギズボーンが民主主義を立ててボスの座に収まっている。ビッグ・ジムから息子同然の扱いを受けていたロボはガイ・ギズボーンに敵意を示し、早速両者の縄張り争いが始まるが、同じ日の同じ時刻に互いの店に突入してそれぞれに破壊をほしいままにするというような争いで、そこへ現われたビッグ・ジムの娘マリアンが場外から五万ドルを放り込み、ロボがそれを孤児院に寄付するとロビン・フッドにあこがれる孤児院の秘書アレン・A・デイルがロボの名を出して善行を新聞に公表するのでロボはシカゴの英雄となり、ギャングの周辺事業として無料給食所や無料医療施設なども開くので人気が高まり、おかげで店も繁盛するが、それが面白くないガイ・ギズボーンはロボを罠にはめ、というような内容のミュージカル仕立てのコメディである。ロボがフランク・シナトラ、その子分がディーン・マーティンとサミー・デイヴィスJr.、敵役のギズボーンがピーター・フォークで、シナトラが歌い、ディーン・マーティンが歌い、サミー・デイヴィスJr.は歌って踊ってタップを踏み、ピーター・フォークも一曲だけ歌う。ビング・クロスビーの化けぶりが楽しい。格別できのいい映画ではないし、歌も水準という感じではあるが、ギャングたちのキャラ立ちぶりがなかなかに笑えるし、作劇上の締りの悪さものんびりとした雰囲気で鑑賞に耐えるものに変えている。
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